日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

先日、仕事始め前に研いだ金鎚を並べる棚が完成し、工房に搬入していただきました。
製作主は、新潟県出雲崎のOjn Handmad Hut ワダヨシヒトさん。
ワダさんには、前年夏の工房改装の際にも、キッチンの棚をつくっていただきました。
すっきりしたものから、可愛いものまで、幅広い製作をされるワダさん。
今回も前回と同じ硬めの材料で、しっかりと作っていただき、愛用の道具もすっきりと並ぶようになりました。
これで、道具を選ぶときも、すっと手が伸びるちょうど良さ。
環境を整えることを、今年はさらに進めてゆきたいと思っております。

鎚起銅器の仕上げに使う金鎚はピカピカに磨いたものを使用します。
この鏡面磨きが反転し器も鎚目が美しくなります。
すっきりと新年を始め、道具入れも整い。燕市の工房は良い始まりとなっております。

2020年

2020.01.02

新年、明けましておめでとうございます。
新潟県燕市の鎚起銅器職人大橋保隆
2020年も無事に始動することができました。
本年もご縁のあるみなさん、何卒、よろしくお願いいたします。

毎年、1月1日に書き初めをするマインドマップ。
恒例になってから6年ほど経つでしょうか。
頭の中に浮かんでくる言葉を連ねて、今、自分の考えていることを整理しつつ、新しい言葉のつながりの中から、自分の可能性を開いてゆく。といった作業です。

今年も、8時間ほど没頭し、書き上げる中で、やりたいことを発見することができました。職人としての器作りの他にも、作家としてのものづくりを、ひとつ始めてみようと思います。
職人としては、オーダーいただいたものを、よりお客様の生活に寄り添った形にできるように、技術を高め。
作家としては、自分から湧き出てきたものを、素直に形に留められるように。

また、昨年の工房改装から、真鍮を使った金具作りも進めています。
その辺りを今年は整理整頓してゆきたいと思っております。

銅鍋作り体験も、今年もまた各方面からお声がけいただいております。
周辺で開催の際には、是非ご参加いただき、ご自身で生み出す銅器の愛おしさを感じていただけたら幸いに思います。
ただいま、決まっているスケジュールです。

銅鍋づくり体験
三条銅鍋づくり 1月19日(日)
https://www.facebook.com/events/584553005683493/
2月8日土曜、9日日曜 前橋市
三条銅鍋づくり 2月16日(日)
https://www.facebook.com/events/609190859884193/
三条銅鍋づくり 3月8日(日)
https://www.facebook.com/events/807090306403097/
3月27日金曜、28日土曜 福岡県

鎚起銅器職人を基軸として、ものづくりの可能性を開き、想像力を育んでいただける器づくりに、本年も精進してゆきます。

神戸での銅鍋づくり体験にお声がけしてくれた、書家の華雪さんから、翌日に奈良へ墨づくりの見学と、握り墨づくりに行くとのことで、ご一緒させてもらいました。
穏やかな冬の晴れ間に、ピクニック気分での奈良行き。
他の職人さんの仕事を見せてもらう、とても良い機会となりました。

向かった先は、奈良市内の墨運堂さん。大きな資料館と製作現場が一緒になり、製作現場も見学できるような施設です。

その日は、職歴17年の職人さんが居られ、実際に墨を製作されていました。
墨とゆうと、硬いイメージですが型から取り出した墨はまだ柔らかく、そこから水分が抜けることで、徐々に硬くなってゆくとのこと。
表面に施されている、このような木型も段々とつくれる職人さんが少なくなり、模様を彫る工程も今勉強中とのこと。
この辺りは、どこの伝統産業でも聞かれる話で、鎚起銅器の世界でも、道具をつくれる職人さんが、私の経験年数の中でも、確実に減っています。

墨の製作工程を見学させてもらい、この材料のほとんどは、私たちが彫金で使う松ヤニとゆう道具と同じだと知りました。私たちの使う松ヤニは油を使い、もっとドロッとしていますが松ヤニとすすと油を混ぜたもの。
温めると柔らかくなり、冷めると硬くなる性質があり、表札などの製作に使う道具です。

今回知って、そうかと思ったことの大きなひとつ。墨は竜脳で香りづけをしているとのことで、この香りづけをしないと、とても嗅げるような匂いではないとゆうこと。私の好きな墨の香りは、ここから来ていたのかと。

油を燃やし煤をとることが、とても大切な作業。煤の具合で、色も変わり、品質に関わる。
また膠を溶かす作業も根気のいる作業となっており、ゆっくりじっくりと溶かしてゆくとのこと。
その膠と煤や竜脳などを混ぜる作業も、模型のように、昔は人手で攪拌していたようですが、今は機会化が進み、だいぶ楽になったとおしゃっていました。
そこも、伝統工芸の共通点で、時代とともに作業も変化してゆきます。

墨から硯、書の説明と1時間ほどのお話を伺った後に、握り墨の製作に。

先ほどの職人さんが練ってくれたものを、手のひらに乗せてもらい、ぎゅっと握る。握り方でそれぞれの表情が出て、面白い体験でした。袋の中に入れて水分を飛ばせば、3ヶ月ほどで使えるようになるとのこと。

今回の見学を通して、職種は違えど、伝統産業の現場は共通する部分が多いなとゆうことと、これからの職人の育成について考える機会となりました。
そして、墨と硯、水の関係を知れたことで、書の作品を観る際の補助線をいただきました。
お声がけいただいた華雪さん、心よりありがとうございました。

只今、西日本ツアーの真っ最中。
神戸での銅鍋づくり体験が終わり、明日からの福岡での銅鍋づくりへと、今回のツアーも、着実に歩を進めております。

いつも、九州へ銅鍋づくり体験で赴く際には、門司港のホテルで行き交う船を眺めながら、今後のことを考えることが、一つの儀式のようになっております。今回も2泊3日でホテルに籠り、来年のことを考えています。

そのひとつとして、今後は銅のカップを定番から外します。
一番身近に感じ、確かに毎日使うものではあるのですが、それを鎚起銅器の入門編として提示するのが、よいことなのだろうか?と考えた末に。
銅は熱伝導率がよく、その特性を活かしたものとして、湯沸や銅鍋は重宝します。その反転として、カップに冷たいものを入れた際には、汗をかいてしまうのです。それが良いのかどうか。とゆうことをずっと考えていたのです。

ですので、鎚起銅器入門編としては、ツバメコーヒーさんが企画デザインしてくれた、盆をオススメしたいと思います。
こちらも、日々のお料理を楽しんでもらう際には、冷やして使っても良いですし、少し、あたたかくして使っても良い器。サイズも5寸から1尺1寸まで、1寸刻みで製作しています。

また、最初に鎚起銅器の技術がたくさん詰まった湯沸から始めてもらえたら、その特性を存分に感じてもらえるものと思いますが、そのハードルが高い場合には、鍋も200年前と変わらずに生活に適した器としてご活用いただけると思います。

しかし、やはり入門編とゆうことで触れていただく為には、どんなものが鎚起銅器の特徴を活かしつつ、身近に使っていただけるかを、これから更に考えて試作をしてゆきたいと思います。
また、体験とゆう形で、銅鍋づくりをしていただき、ご自身の手で生み出した道具から始めていただけることもよいかと思います。ご自身の手で、ご自身のつくりたい形を生み出す。そんな銅鍋づくり体験も、引き続き開催し続けたいと思います。
1日かけて1枚の銅板からつくる銅鍋づくり体験の模様はこちらから
銅鍋づくり体験 in新潟
2020年も3月から11月にかけて、日本各地で銅鍋づくり体験を主催してくださる場所に伺います。
詳細につきましては、銅鍋づくり体験についてをご覧ください。

とはいえ、カップの手触りやその特徴をご理解いただき、ご要望があればお作りいたしますし、新潟市東中通一番町にあるBarBookBoxさんのように、カップやチロリを実感していただける店舗もございますので、是非、そちらに足を運んでいただき、カップをお使いいただき、ご納得の上で形など店主に相談していただけたら、私も製作しがいがあるものです。

「カップは鎚起銅器の入門編としてはどうなのか?」とゆう問いから、このような形になりましたが、引き続き、鎚起銅器を通して想像力を育んでいただけるように、出張から帰り次第製作に励みたいと思います。
そして、工房で製作に励みつつ、各地に赴き鎚起銅器をお伝えすると共に、見聞を広め、今の器作りを続けてゆきます。

12月4日水曜日、関門海峡臨むホテルにて。
鎚起銅器職人大橋保隆

いつもお世話になっているヒメミズキさんを通して、新潟市にあるキューブデザインさんからご依頼をいただきました。
妙高市にできる住宅の大きなランプシェード。
大きなダイニングテーブルを光で包み込むような、ご家族で集われる場所に溶け込むようなランプシェードとゆうことで、初めてのサイズ製作となりました。
140センチ×50センチ×h25センチ
まずは、製作の風景から。

1m×2mのメーター板と言われる、材料の中で一番大きな板からの切り出し。

このご相談をお受けした際には、一人でつくるのは難しいかなと思っていたのですが、気の合う者との共作でないとうまくゆかないと思い、一人での製作に挑む形に。
工房でも、父の上り盤と私の上がり盤を両方使っての製作。

相談の結果、部屋の色とのバランスで、土色の外側と、光の反射を考えて内側は月色にするため、平らなうちに錫引きへ。
普段なら、バフで綺麗に磨けるものも、この大きさになると、手作業となり、全身を使う作業の始まり。

内側から叩き込み、モクモクとした湧き上がるようなイメージで、形をつくってゆきます。

形が完成した後に、外側から、普段は大きく形を変える時に使う金鎚で、外側から叩き締め、形の整えます。
キューブデザイン さんと相談しつつ進める今回のランプシェードは、自分の頭の中で完成させるよりも、相談の中で形が出来上がりました。
この波を残すのもそうで、職人としてよりも、作家性を重視して、普段の自分の仕事から少し離れたところで、完成を目指していました。

吊るされる前のランプシェード。
空間に収まるまでは、私の想像を託す形となります。

と共に、内側の細工も製作。

光が前面に出ないように、反射板も製作。
10年位経った後、ライトも交換できるようにと、考えを巡らせます。このあたりの設計を考えるのも好きなのだなと感じた、今回の仕事です。
本体と反射板の組み合わせ、それが天井から吊るされ、何十年とご一緒するための設計。

吊るされている画像をお送りいただき、空間に溶け込んでいることを確認できほっと一息。

そして、今回は完成見学会もあり、ヒメミズキさんのコーディネートがされている中で、想像も膨らみます。
25日には、私も足を運ばせてもらい、いろんな角度からランプシェードを確かめて、ほーーーーっと一息つくことができました。

今回の経験をさせてもらい、設計された方との交流の中で、建築と工芸について、改めて考える機会をいただきました。
工芸や美術は、建築とゆう空間づくりの中から派生したものと考えています。
その空間の中で、どうものづくりが活きるのか。
また、ひとつ言葉に落とし込めるように考えたいと思います。

今回、このような貴重な機会をあたえていただきました、キューブデザインさんありがとうございました。
そして、いつもご縁を繋いでくださるヒメミズキさんに、心より感謝致します。
こんな感性を持たれる、キューブデザイン さんの完成見学会も各地で行われるとのことですので、是非、足を運んでいただき、実感していただけたら幸いです。

10月6日よりの1ヶ月、銀座松屋さんで開催されていた工芸批評の展示会に、企画デザインをしてくれたツバメコーヒー店主の田中さんと、やっと伺うことができました。
この展示は、秋の工場の祭典で定点的にお話会に来てくださっている明治大学講師であり哲学者の鞍田崇さんに推薦していただき、参加させていただきました。

鞍田さんとは、この5年ほど、交流を持たせていただき、今の工芸の流れを学ばせていただいたり、各地の作り手さんをご紹介いただき、書家の華雪さんとも、鞍田さんの授業で知り合ったことを思い出します。
この様な機会をいただくことで、とても励みになり、自分の器を改めて見直すこととなりました。
鞍田さんには、いつもご縁をいただき、心より感謝しております。

また、夜には「青花の会」に参加し、ギャラリーオーナーの松本武明さんと山内彩子さんのお話を聞きに。

クラフトフェアやSNSの登場で、 作り手と買い手の距離が近くなり、 その間で作り手の健全な経営ができるようになったとき、 ギャラリーの意味が問われている、今。と感じています。
また、それだからこそ、売り手の観る力が作り手に与える影響も大きいだろうなと思う今日この頃です。
いくつか質問したかったこと、またいつか。

東京で、学び多き時間を過ごさせていただきました。
また、工房に帰り励みます。

先般の茜染の翌日は、改装した生活手仕事研究所で、初めてのみそづくりを開催しました。
伝えてくれたのは、同じく大阪市中津商店街の冨貴工房のたかくん。
生活と手仕事が寄り添うような日々を目指している私としては、生業の鎚起銅器と共に、みそ造りのような手仕事を、この場所で続けてゆくことも大切な事と考えます。
その第一歩を、敬愛なるたかくんを迎えて開催できることを、とても嬉しく思っています。

先ずは、下ごしらえ。
前夜に大豆を浸水し、一晩つけて、2.2倍程になった大豆を、今回は工房の薪ストーブで。
ガスコンロでと思っていましたが、どうせなら薪でと思える選択肢を持てていることも、災害のさいなどには大切なこと。

みそづくりも、午前中は座学から。
みそづくりの行為自体も大切ですが、なぜ、この時間を過ごすのか?とゆうことを、捉えながらの手仕事が大切。

戦国時代のみそのことや、みその語源など。
みその噌の字は、かまびすしいとゆう意味の当て字とか。発酵物でであるみその中には、たくさんの微生物が共生し合っています。

昼食を挟んで、本格的なみそ造り。
今回は、佐賀の無農薬で栽培された大豆と、平戸で炊かれた海塩で仕込みました。
タライで、長岡で育てられた麹を揉みほぐし、塩を混ぜます。
薪ストーブで茹でた大豆は、甘みが出ると感じます。と共に、保温性がある為に、豆を潰す時は、火傷に注意。

大豆がよく潰れたら、麹塩を混ぜ込み、煮汁を入れながら、硬さを調整します。
程よくなったら、1キロずつに丸めて出来上がり。
それぞれが欲しいキロ数を持ち帰り、樽に仕込まれます。

体験してみないと、大変そうだと思うこともありますが、このように体験してみると、とても手軽で気楽な手仕事であり、熟成された手前みそは、とっても美味しさを届けてくれます。
これも微生物の恩恵。

これからの季節、昼間に薪ストーブの上で大豆を茹で、夕方から仲間と集いみそを仕込み、ご飯を食べたり、お酒を飲んだり。そんな想像を広げつつ。
次回も、近々、開催したいと思います。

先日、改装でお世話になった、新潟市松浜の建築事務所 アトリエnicoさんの事務所兼cafeを会場に、茜染めの体験会を開催させてもらいました。
伝えてくれたのは、大阪市中津商店街で、茜染めやみそ造りの手仕事をしながら、各地にWSを開催している冨貴工房のたかくんこと、冨田貴史さん。
私も、普段から彼の染めた茜染めの風呂敷や下着、アイマスクなどを愛用しており、古来からある茜の効用の実感をしています。
そんな茜についての座学からの始まり。

楽しさに包まれながら、茜の歴史や染めを通じてのコミュニティなどについても、話は深まってゆきます。座学をしながらも、下屋では茜を煮出しつつ。

今回は、茜染めの為に養生がしてありますが、普段は木の温もりに包まれる、素敵なcafeでもあるnicoさん。
普段は、ベーグルやスープのランチなども。
今回は、優しい味わいの豚汁をつくってくださいました。

昼食を挟んで、本格的な染めの始まり。
まずは、布を水に馴染ませることから。

じっくりと何度も何度も、媒染とすすぎと染めを繰り返し徐々に茜色に染まってゆきます。

今回は、3回の工程を繰り返しましたが、たかくんが作品とするときには、8回、9回、10回と、納得ゆくまで染め重ねるとのこと。
一気に赤くするのではなく、徐々に染めてゆくことで、色落ちのし難い、色あせし難い染物になってゆくとのこと。
今回は、冨田家の照晃くんのファーストシューズも染められました。
みんなとっても、鮮やかな良い色。

1日の体験を通して感じたことを、集った皆さんとシェアして、終了。
子供達も一緒に過ごす良き時間です。
このように手仕事を通して、集える場があること、手仕事をしながら、いろんな話が深まること、とても良き時間です。
また、次回は、4月ごろにお招きする予定です。
ご関心のある方は、是非。
会場を貸してくださった、nicoさん、ありがとうございました。

10月3日木曜より始まりました
燕三条工場の祭典に合わせ、改装後の生活手仕事研究でも、イベントを開催しております。
まず第1弾は、縁側づくり。
「ここに縁側があったら良くないですか?」とゆう、アトリエnico 羽ヶ崎さんからご提案をいただき、「そうですね!」とゆうことで、10月4日に公開DIYとして、縁側をつくりました。
その製作工程を、お伝えさせてもらいます。

事前に届いた材料。
今回は、檜を使った縁側。
檜は、油分が多く、このような雨が当たる場所にも向いているとのこと。

先ずは、土台部分になる部分。
窓いっぱいに縁側が出るように、家本体に木材を打ちつけます。
この家は、窓が大きいことも特徴のひとつです。

左側の四角い木材が基礎となる部分。
今まであったブロックの上に置いてみたら、水平もぴったりで、スムーズ。
これまでの改装で培った羽ヶ崎さんとの息もぴったりで、どんどんと作業は進んで行きます。

基礎に合わせて、等間隔に上物を打ち付ける基礎づくり。
小学生の時に使った式算も、こんな時に役立ちます。

基礎ができたら、あとは只管に、縁台の打ちつけ。

雨も降り出しましたが、台風が来る前にと打ち込みを続け、結果二時間で終えることができました。

こんな素敵な縁側で、この秋はサンマを焼き、日本酒と共に、想像力を養いたいと思います。
本日5日土曜より、明日6日日曜まで、この工房改装DIYをご一緒してくれた羽ヶ崎章さんが、工房に11時より17時まで居られますので、ご関心ある方は、是非、工房にお越しください。
心よりお待ちしております。

燕三条 工場の祭典に合わせ
本日より7日月曜まで開催される
産地の祭典2019に合わせ
三条ものづくり学校 100号室にて
鎚起銅器職人大橋保隆の手仕事 と antique VerMeer Old English Spoonsが開催されます。

主催してくださるのは
いつもお世話になっている。
Bar Book Box store 豊島淳子さん。

いつもは
イベントの際でBar出店などでご協力いただいていましたが
今回は、アンティークスプーンと鎚起銅器の企画で
100号室前の空間を設えてくださっています。

豊島さんの経験の中で
感性に触れたものとして鎚起銅器を選んでいただけたことを
とても嬉しく思いますし
100年、200年前のイギリスの職人がつくった
アンティークスプーンと
どんな手触り肌触りがあるのか。
私もとても楽しみな展示です。

今回の企画に向け
作成されたパンフレット。
豊島さんとご挨拶と共に。
3名の言葉を大切にする方々が
文章を寄せてくださっています。
何度、噛み締めても
発見がある文章達。

手触りを通して
邂逅する職人の姿勢。
是非、足を運んでいただけたら幸いです。