日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

カテゴリー〈 展示会・イベント 〉

冬は雪で行程が読めないため、工房に籠る日々となります。
そして、春を待つ職人です。
普段は、なかなか在庫を持てないのですが、この籠る日々は、いろいろと試して器にしています。何某かの展示会の時には、新しい試みの器にも手に触れててもらえたら幸いです。

さて、今後の体験はこちら。
1月29日日曜
鎚起銅器 銅鍋づくり体験会in三条 1/28(日)

2月12日月曜祝日
「鎚起銅器道場を育む豆皿」販売会

2月25日日曜
鎚起銅器銅鍋づくり体験会 in三条2/25(日)

3月23日土曜24日日曜愛知県豊田市にてクローズの銅鍋づくり体験会。
上記はお仲間内のクローズ会となりますが、東海方面で銅鍋づくり体験に関心を持っていただき、主催してくださる方がおられましたら、お気軽にお問い合わせください
3月20日水曜は祝日ですし前後の平日でも、タイミングが合う方がおられましたら、どうぞよろしくお願いたします。
こちらの銅鍋づくり体験開催でも、銅板に錫を引いたり、真鍮の取っ手をつくったりと弟子を育てる糧になります。
各種体験会、周辺でご興味ある方がおられたらどうぞよろしくお願いします。

この夏より、準備を進めておりました鎚起銅器道場を、いよいよ本格的に始動します。
銅鍋づくり体験で、各地を巡り、新潟県内外問わず、コップや深い鍋など、「もっといろんなものをつくってみたい!」とゆう言葉にお答えして、新潟市西蒲区に鎚起銅器道場を設営しました。
こちらでの準備も整いそうですので、参加希望の方を募るための告知も進めます。
当日は、大橋保隆が指導をさせていただきます。鎚起銅器がどんな風に形になってゆくのか。また、ご自身が丹精込めてつくった器で生活を楽しんでいただけたら嬉しく思います。
最初から難しい形は困難もあるかと思いますが、事前に図案のやり取りをさせていただいたりと、相談を進めてゆきます。

コースは2種類。
県内の方には、「通いコース」を。
県外の方には、「連泊コース」をご用意しました。

「通いコース」は、毎月第1と第3の金曜と土曜のお好きな日時に、道場に来ていただき、銅器の製作を進めていただくコース。
基本料金は、5,000円+1時間2,500円+材料代。
器の形によって、製作時間はだいぶ変わりますので、その点もご理解ください。
事前に、mailで図案のやり取りをさせていただき、大体の時間を確認して、製作に入ります。
(上記の曜日や金額などは、変更する場合があります。)

「連泊コース」は、日程を相談させていただき、2日間から受け付けます。
集中して、
基本料金 5,000円+半日4時間 8,000円+材料代
事前に、mailで図案のやり取りをさせていただき、宿泊場所なども提案させていただきます。近くに温泉宿などもありますし、ビジネスホテルもあります。
それぞれの形で、鎚起銅器づくりに臨んでいただけたら幸いです。

私の普段の製作ペースで、こちらのカップなどが1日で1個。

ミニパンで1日半。

こちらで、2日半。

私の製作時間で、このような時間となります。
ですので、皆さんの製作時間はこれよりも長くなりますが、その辺りは余裕をもって時間設定をしていただけたらと思っています。

一枚の板を金鎚で叩き、器にしてゆく鎚起銅器の集中時間を楽しんでいただけたら幸いです。
お申し込み、お問い合わせはこちらから
また、様々に進化してゆくと思いますが、ご参加のほど、心よりお待ちしております。

鎚起銅猫

2024.01.14

普段は、鎚起銅器として、一枚の銅板を叩き上げ、器として商品を作っているわけですが、この度声があり、新潟市のデザイナー石川経治さんの35周年記念の個展に合わせて、石川さんの作品をオマージュとして、立体の猫をつくりました。
その道程をお伝えします。

始まりはやはり、板から。今回は尺2寸、45センチの銅板を使用。

いつものように、端から打ち起こします。

ここまでは、普段の鎚起銅器づくりと同じで、底を基本として打ち上げてゆきます。
今回の本題は、ここから。
徐々に耳を打ち出してゆきます。この辺りは、3本足香炉をつくる際の足を作る作業と同じ技術。

ある程度の耳の位置が決まってきたら、身体の造作に。背中の部分を出しながら、顔の位置も決めてゆきます。

鎚起銅器では、叩くと硬くなり、「焼き鈍し」といい、バーナーで火にかけると柔らかくなります。その繰り返しで形にしてゆく。同じように、やわらかくしては、身体を作りながら耳も整えてゆく。
1度焼き鈍したら、出来るだけの作業を進めておく。バーナーのガスをできるだけ使わないように、資源を大切にする父からの教えのひとつです。

顔の造作は、鎚起銅器では、口打ち出し湯沸の技術があり。口も一体につくるその湯沸製作の技術を使いながら鼻と口周辺をまとめてゆく。

全体像が見えてきたら、体の部分の凸凹を整える。これは「均し」といい、製作途中でできた銅板の厚みの違いを均一にしてゆく作業。

表面に錫を塗り、焼き付け。
新聞紙に近い色にしたら、最後の均し。全体を光った金鎚で叩いた後、顔の部分をかっちりと作るために、内側に松脂を入れ、「鏨」とゆう鉄の棒を何種類も使い決めてゆきます。
松脂を出して、綺麗に磨き仕上げたら完成。

普段は商品とは違い、自分の中に在る作家としての機運を感じられる時間となりました。
是非、この作品で出会ったいただき、内側も観てみてください。
手仕事の軌跡が、感じられるかと思います。
個展詳細は、以下に。
いつも美味しいワインと、このような機会を与えてくださる石川さんに感謝しつつ。また、鎚起銅器職人として励みます。

ISHIKAWA Design 35th memorial
「ねこだまし」展 にゃんくらにゃるさぁ
tsunesun original illustration
会期/1月13日(土)〜28(日)
時間/14時〜(日曜は11時から19時)
場合によって変わる事もありますが、都度Facebook、instaに掲載いたします
会場/ピノとグリ〜古町通4番町565番地