日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

みそづくり in生活手仕事研究所

2020.04.20

先年改装し併設された、生活手仕事研究所にて、みそづくりをしました。
鎚起銅器の手仕事と共に、このような手仕事も生活の中に染み込んでくれることで暮らしが豊かになればと思っています。
これからは、そんな模様もこちらでお伝えしてゆきたいと思っております。

大豆は、新潟市秋葉区のshida farmさんの自然栽培の大豆を使い、前日に浸水す。shidaさんの大豆は甘さが際立つ大豆。

一晩水に浸けたら、銅板を叩く隣で朝から茹で始め。
このステンレスの寸胴も、知人の鍋屋さんから傷物をいただいたものです。
これがあれば、いざとゆう時の炊き出しや、茜染の煮出しなどもできる、優れものです。

仕事に合間に、時々様子をみながらコトコトと。
今回は、朝8時から14時ごろまで茹でこみました。

麹は、長岡米を地元の麹屋さんが仕込んでくれたもの。
塩は、長崎平戸の海水を天日と釜で炊き上げたものを用意。

盥と秤、ざる、ボウル、入れ物を用意して、準備万端。

まずは、大豆を手で潰します。
豆の形が無くなったら、麹と塩を入れて満遍なく混ぜ合わせます。
時々、硬さを見てあげて、硬いようなら煮汁を入れて良き具合に。

後は、空気が入らないように、樽によく押し込んで密封したら完成です。
3キロで30分ほどの作業。
麹菌と共に、家の微生物、仕込んでくれたみんなの微生物が、これからの発酵で活躍してくれます。
まさしくな手前みそは、それぞれの味わいがあり、一日一杯のみそ汁で身体が喜ぶことを感じます。


みそについての詳しいことは、手仕事仲間の冨貴工房 冨田貴史さんが小冊子にまとめてくれています。こちら、手にとって読み込んでいただくことで、みそと私たちのより良き関係を築くきっかけになると思います。
生活手仕事研究所でも取り扱いしておりますし、冨貴工房HPでもお取り扱いしておりますので、是非。

また、合間を見つけてこのような手仕事の時間を、お伝えしたいと思いますので、お付き合いいただけたら幸いです。