日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

湯沸製作

2026.09.30

「鎚起銅器をつくる上で
 失敗ってどんなことがありますか?」
と質問をいただくことがあります。

基本
失敗がないのです。
確かに
湯沸の縁を巻いたりという作業では
一発勝負で失敗の可能性もあるのですが。

一枚から叩き起こす鎚起銅器は
修正作業のようなものです。
書き起こした図案の寸法に合うように
徐々に成形してゆく。

この修正してゆく作業が
その時々での多少の違い生み出し
同じ形にどう落ち着けてゆくのかが
鎚起銅器の醍醐味でもあります。

特に湯沸は
首と肩から肉を寄せていって
その境目を平らな線で保ってゆくことが
とても重要な工程です。

定番品の場合は
ゲージをつくったりもします。

そんな鎚起銅器職人を
1人でもこの世に残して逝きたい。
そんな思いで
本日も製作に励みます。