2026年ロンドンの旅 vol.1
ロンドンの旅から帰国して1ヶ月が経とうとしている。
膨大な写真はあるけれど、どこから手をつけていいのか。そんなことを考えながらも、少しずつ自分の記憶を辿り、このblogに書き留めておきます。
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中一の語彙力でもなんとかやってゆけたロンドンからマレーシアの旅。
やはりなんとなく聞いたことがあったり、だいたい基本的な言葉は一緒なんだなと感じるこの1週間でした。
しかし、自分の欲求を伝えるにはやはり繊細な言葉選びが必要で。コミュニケーションがとりきれなくて欲求と提供されるものの違いはそれなりにあったけれど、まだ英語圏だけに通じ合うことが多かったように思います。
そして、マレーシアの夜に今回最大のミステイクはやってくる。
外を動くのには暑い蒸し暑すぎるクアラルンプール。空港で見つけた案内には無料バスで15分ほどの三井アウトレットモールで荷物を無料で預かってくれるし涼しい店内で空港で過ごせると記されている。これも明治維新以来、三井のお陰かなと思いつつ向かってみる。

受付で荷物を預け、涼みながらネット作業ができるようにパソコンと携帯、財布を取り出し、店内へ。入り口のコンビニには空港よりだいぶ安価なビールも呑めるし、パソコン作業もできるテーブルもある。
スポーツ用品店や面白そうな飲食店を物色。テイクアウトのお寿司があって5つほど食べてみたけれどやっぱり微妙だった。穴子は川の泥の匂いしかしない。
買い物を諦めて、いや、荷物をこれ以上増やせないだけに諦めざるを得なく、テーブルでパソコンを開き日本でのこれからのことを連絡しながら過ごし、早めに空港に帰る。


ちゃんとしたご飯を食べてから飛行機にのりたいと思い、改装された大きいクアラルンプール空港を巡る。空港内ではでは様々な近隣国の飲食店があり、悩む。折角のマレー氏だけに地元の米麺のお店を選び淡白そうな鶏スープでエビが乗っているものを選んでみる。淡白そうなのは表面だけでスープはかなり科学的なものが効いていて水が飲みたくなる。

アウトレットのコンビニで買っておいたペットボトルを呑もうとカバンをみるけれど無い。一緒にアウトレットに持ち歩いていたもう一つののパソコンも無い。どれだけ探してもない。時間は20時40分、登場時間は22時30分、これは明らかにまずい。まず過ぎる。
ここでのサーっと血の気が引いていく感覚と、まずいけれどもこの目の前の麺を食べ切った方がよいかな?と考えてしまうのは頭のバグだろう。人間って面白いものだ。
しかし、残念ながら残っている麺を後に会計を済まし、店員さんにバス乗り場を聞いてダッシュで向かう。何人かの空港職員さんに聞いて確かにこのバス停で待ってればいいはずだがバスが来ない。こんな時に日本のきっちりした時間厳守の素晴らしさを思ったりする。
果たしてパソコンがあるのか?
搭乗に間に合うように戻って来れるのか?
頭の中ではぐるぐると巡り焦る自分と冷静な自分が様々にやりとりを繰り返す。
パソコンが無くて搭乗もできないは最悪。
パソコンと搭乗どちらをとるかといえば決算も近いし、いろんな情報が納まっているパソコンがないとだいぶヤバいことになるだろう。そもそもお店にはもうパソコンが無くなっていて日本に帰れないってこともある。
搭乗できなかったらどこに泊まるのか?
どうやって帰りの航空チケットを取るのか?
そんなことが浮かんでくる。
バスが来ないし、融通のきくタクシーにするかと思いタクシー乗り場に駆けて行ったがタクシーは激混みで乗れそうにない。バス停に戻りスマホをみると21時15分。22時閉店のアウトレットモールなのに果たして迎えのバスはまだ動いているのだろうか?
もうどうしようもなかったらパソコンを諦めて後で日本からなんとか調べようと観念しながら、それでもバスを待つ。とっても長い5分後1度乗ったあのバスが入ってくる。しかし、ここでこのバスに乗ったらもう搭乗できないかもしれないかもしれない。けれど大事な人生のパートナーであるパソコンのためには乗るしかない。
どこに忘れたのか?
トイレに入った時に置いてそのまま帰ってきたか。無料荷物案内に荷物を取りに行った際に置きっぱなしにしたその2つにひとつ。無料荷物案内の線は薄い。やっぱりトイレかとアウトレットパークに着いたら手にしていた荷物を入り口に置き去りにしてトイレに向かって走る。店内はもう閉店に向けて閑散としている。あわよくばトイレにそのまま残っているのかもしれない。
しかし無い。
脳も疲れ切っていて果たしてこのトイレだったかもおぼつかない。近くのお店でインフォメーションの場所を拙い英語で聞いてまた走る。店内は広く人もいないし焦りは段々と募る。
インフォメーションに駆け寄ってみると案内所には係員が1名。お客さんが話しかけている。割って入ることもできずに待っているとカウンターには見覚えのあるペットボトルの水が置いてある。しかし、このお店の入り口のコンビニで買っただけに誰が持っていてもおかしくない。カウンター内をみてもパソコンらしいものは無い。
ヤバい状況は深刻になってゆく。ここになければ荷物無料案内か。しかし、帰り道のそこまで手に持っていたらバッグに仕舞わずにそこを離れることは考えにくい。またぐるぐると想像は広がる。
やっと順番が来て係員さんに話す。しかし、焦ってPCと言っても通じない。パソコンも通じない。目の前にある案内所のデスクトップ型のパソコンを指差しながら話してなんとなく通じる。
「これですか?」と係員さんがカウンターを移動し白いA4紙の下から出してきたのは正しく私の愛すべき黒いmacbook Air。この時の歓喜と安堵感。どんな物質が体内を駆け巡ったのか、走りまくったせいで喉もからからでもう声が出ない。手続きを終えて置き去りにした荷物をピックアップし入り口のコンビニで再び水2リットルを買い帰りのバスに乗り込む。この時点で21時45分。なんとか搭乗にも間に合いそうだ。
ほっとしつつ、こんな時に誰かとの2人旅で一緒にこの状況になったらどうするだろう?とバスの中でままた冷静な大橋が顔を出す。
きっと「君は空港に残って 私が来なくても兎に角 日本に戻ってね。」と言うに違いない。しかし相手は不安でしかないだろう。でもそれ以外の選択肢はあるだろうか?「まずはお前が忘れ物とかするな!」というツッコミはあるだろうけれど。「私がいても貴方は変わらない」と言われていたことを思い出す。一生しれは変わらないのかもしれない。
そんな1人旅の締めくくり。
これから遡り、ロンドンでの旅の日々を少しづつお伝えしようと思います。
