2018年 冬のフランスへの旅 後編
フランスも3日目。
この旅に出る目的のひとつは、西南フランスの田舎町 サバタ村を訪れること。この街には、兵庫県出身の日置かよこさんが住まれていて、宿を経営されています。かよこさんには、日本に帰国された際に、地元で銅鍋づくり体験を主催したいとの連絡をいただいたのがご縁で、2回ほど銅鍋づくりを開催していただきました。
そのご縁から、今回は新幹線で2時間40分ボルドー経由、サバタ村へ。
かよこさんの宿は、中世から残る家。パリとは違い、本来のフランスの持つ街の雰囲気を保ってくれています。
そして、田舎町の美しい自然の風景。
そして、街並みの中に溶け込む銅器たち。
この街では、地元の大工 ジョナタンとの出会いもあり、次回の渡仏に向けて、銅鍋づくり体験の木台をつくってもらうことになりました。
私はお礼に大きなお肉を焼く、40センチほどの厚めのフライパンを。
こんな田舎町では、そんな物々交換で生活が成り立っている部分もあるようです。
かよこさんが、地元の皆さんとのご縁を繋いでくださり、また、次に繋がることを願いつつ、サバタ村を後にしました。
それが今回の2019年の旅へと繋がります。
そしてまた、パリの街へ舞い戻り。
翌日は、敬愛するロダンの美術館へ。
ロダンは、この庭を観ながら、何を思ったのか。
コレクションした、ゴッホの絵を前に、何を感じていたのか。
ヨーロッパでは、名作品を身近に感じられ、ここで育まれた子供達完成は、どう育ってゆくのかと想像を膨らませます。
子供達に限らず、自分自身も含め。
そんなことを思いながら、この旅も佳境へ。
初めての海外旅行フランス、最後の夜。
相変わらず歩きに歩いて出会ったのは、フランスの鉄工所と食器屋さん。
こんな出会いも、街歩きのお陰。
記念に一本ナイフを買い、一晩明けたら帰路に。
この旅で芽生えたご縁が、今回の2019年夏のフランスへの旅へと続きます。
そして、また次回、また次回と、仕事としての渡仏を重ねてゆけるよう、精進したいと思います。