日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

今回で、福岡にお招きいただくことも、3回目となりました。
主催は、ミヤムの恋するクッキング 主宰 宮村ゆかりさん。
宮村さんからは、第1回目でmailで、「福岡で開催できませんか?」
と連絡をいただいたのが始まり。
そして、第1回、第2回と重ね
今では、新潟で銅鍋料理教室も開催していただいております。
本当に、どこでご縁が繋がるのか、有難いことです。

今回の、会場は第一日目は、前回も寄せてもらった、市内パンのフルフルさん。
二日目、三日目は、とても心地よい環境の加那川市の三浦工務店さん。
宮村さんのお招きの銅鍋づくり体験は、いつも宮村さんの銅鍋料理ランチ付き。
と共に、ミニ料理教室も開催してくれて、参加のみなさんも銅鍋を使う想像が膨らんでくれるのが特徴です。
また、日々ヘビーユーザーの宮村さんの実感の籠るお話は、私もいつも勉強になります

想像力が膨らんでくれる中で、形も多様に。
そして、初めての参加者さんでも、形になる時間が段々と早くなっているのが、特徴で、これが回を重ねている場の力なのだろうなと感じる次第です

今までの30センチと共に、今回から20センチほどの小鍋2個コースもつくり小さめのお鍋を、卓上で楽しんでいただけるように提案をさせてもらいました。

最後は、ご自身の好きなローマ字か数字を打って完成。
ご自身の生み出された銅鍋は、一生ものです

そして最終日の5月12日は、第2日曜日で母の日。
お母様のプレゼントにと、一生懸命に銅鍋を二つ作られる方もおられました。
想う人のためにつくる道具は、きっと特別な使い心地でしょう。

今回も、企画してくださった宮村さんありがとうがとうございました。
そして、長崎や熊本、佐賀、宮崎と各地からご参加いただいたみなさん、心よりありがとうございます。
また、来年伺えれば幸いと思っております。
その時まで、私自身も精進したいと思います。

【前橋展示会のお知らせ】
来たる5月24日金曜から26日日曜
いつもお世話になっている
群馬県前橋市 AVANTI様にて
展示会を開催させていただきます。

この度は、2004年より15年間
ものづくりの仲間として苦楽を共にした
絵描き 長友 心平 (Shinpei Nagatomo)さんと
パートナーのイラストレーター
佐藤玲奈 Illustrator Picture Book Writer Reina satoさんと共に
いのちのある暮らし 3人展 長友心平・佐藤玲奈・大橋保隆 】として
初めての三人展となります。

それぞれが感じるいのちを
それぞれの表現として
どんな集いの場所になるのか
まだそれぞれが育んでいる時。
私自身どんな完成形になるのか
楽しみに製作しております。

会期中は、大橋は毎日在廊致します。
また、絵画教室や懇親会、cafeなどの開催もありますので
是非、この機会に足を運んでいただけらら幸いに思います。
心よりお待ちしております。

=========
日程 2019年5月24日(金)〜26日(日)
時間 10時から18時(最終日は16時30分まで)
会場 Avanti(群馬県前橋市千代田町 3-6-15)
   (前橋駅徒歩17分)
   Tel: 027-233-1656

10年来のものづくりの仲間が初めて集った3人展を、ずっと大好きだった「AVANTI」さんで開催することが出来ました。「いのちのある暮らし」。とても豊かで穏やかな時間を、皆様と共有できたらと思います。

AVANTI HP http://avanti-web.jp/
土曜、日曜には、長友心平による絵画教室や似顔絵イベント開催
土曜には、三人との懇親会Barを開催
日曜には、onedayカフェを開催

●長友心平 絵画 nagatomo-shinpei.jimdo.com
鹿児島生まれ東京在住の画家。
似顔絵イベントや絵画教室を開催。NHK Eテレ「趣味どきっ!」にて愛犬の似顔絵の講師として出演。
著者本多数出版。大河ドラマ『西郷どん』 連続テレビ小説『半分、青い。』美術協力。

●佐藤玲奈 イラストレーション
福島県生まれ東京在住。動物たちが沢山集まった、色彩豊かなイラストを展開し、ジグソーパズルや雑貨に多数採用。2018年齧ドラマ「コンフィデンスマンjp」第3話美術協力。

============
【今後の予定】
◎6月22日土曜、23日日曜
 生活手仕事研究室として御坊市〈三条別院〉参加

◎6月22日土曜から24日月曜
 台湾 時食商行にて 個展開催
 https://www.facebook.com/eatingtimefirm/

【常設展示】
ヒメミズキ
(新潟県新潟市中央区中央区古町通2番町528)
 カップ、片口、盃、ミルクパン、スプーン、豆皿等

ツバメコーヒー
(新潟県燕市吉田2760−1)
 ニュートラルカップ、スタッキングカップ、盆

Bar Book Box
(新潟県中央区西堀通3−802−3)
 とりちろり、カップ、豆皿

地酒の都屋
(新潟県新潟市中央区親松2−3)
 デザイナー石川経治さんとの競作 盃、ぐい呑

福島県
家づくりと暮らしの学校 Roots 猪苗代
(福島県耶麻郡猪苗代町清水前2748−1)
 カップ、片口、盃、ミルクパン、スプーン、豆皿等

群馬県
Avanti http://avanti-web.jp/
(群馬県前橋市千代田町3丁目6−15)
 オーダーメイドピッチャー、オリジナル皿、豆皿

長野県
問 tou https://toutokai.com/
(長野県東御市八重原1807-1 芸術むら公園内)

大型連休も真ん中の5月3日金曜祝日
毎年恒例で呼んでいただいている
新潟市中央区東中通 クッキングライフnukunukuさんにての
銅鍋づくり体験を開催させていただきました。
nukunukuさんの1階は
私が美味しいエネルギーを補給に行かせてもらっている
ティオペペさんです。
シェフが、ティオペペさんを
マダムが、nukunukuさんで料理教室を主宰されており
お二人に大変にお世話になっています。

このビルの前の花壇だけは、色とりどりの花が咲き
こんな心使いが嬉しくなるお店の前。
銅鍋づくり体験は今年で、4回目
今年も、8名の満席での開催となりました。

こちらは、ティオペペシェフの歴代の銅鍋。
使い込んでいただいている風合いが、とても嬉しくなります。
軽くて使い勝手が良く、生活の一部となっていただいているよう
第1回目の楕円の銅鍋は、歴史に残る逸品です。

いつも美味しいランチ付きの、nukunukuさんの銅鍋づくり体験。
今年は、鯛飯や山菜の天ぷら。
こちらの山菜も朝、シェフが採りに行ってくれ
マダムが銅鍋でカラッと天ぷらに上げてもらいました。

今回4作目のシェフの銅鍋は、厚目の材料をご希望とのことで
普段は、0.8ミリの材料ですが、この度は1.2ミリの材料をご用意。
シェフの体力と腕力があれば、この厚みでもしっかりと形になりました。
全身を使い、形にしてゆくシェフの姿に、職人としての姿を感じた次第です。

この度も、ご参加のみなさんに、楽しかったとの感想をいただき
職人冥利につきる時間。
一生物の銅鍋をご自身で生み出すひとときと共に
これからの銅鍋ライフを楽しんでいただけたら幸いです。

クッキングライフnukunukuさんでは、各種料理教室を開催されています。
私も、先日参加させていただき、鶏ハムをつくっての、たっぷりサンドイッチとひよこ豆のスープを教えていただきました。
日々の生活の中に活かせるお料理教室。
是非、nukunukuさんのHPをご覧いただけたら幸いです。
私もまた、参加させていただきたと思っています。

会場と美味しいランチを提供してくださったnukunukuさん
ありがとうございました。
そして、ご参加のみなさん、心よりありがとうございました。
素敵な銅鍋ライフをお過ごしください。

先日、4月29日月曜の夜に開催された
いつもお世話になっているヒメミズキ様でのお食事会に参加させていただきました。

今回は、大分県在住の角田淳さんの白色系の器を使い
長岡市出身の料理家 坂田阿希子さんのお料理をいただくとゆう
とても贅沢なひととき。

私も作家さんに出会う機会は多くあるのですが
角田さんのように、実際に使えるものをたくさん持っている作家さんは
なかなかおらず。
ご自身の器を実感してもらう機会を提供できる方は
生活に密着した製作をされていると感じます。

遅れての参加で、玉ねぎの甘い甘いスープは撮りきれず。
角田さんのスプーンは、スープ皿に滑り落ちず
そんな気配りが素晴らしい作家さんです。

四角いお皿にたっぷりのお野菜。

グリーンピースのコロッケ。
こちらは、ヒメミズキ店主 小笹さんが普段お宅で使ってくれている
銅鍋で、揚げていただきました。
坂田さんからつくりり方などをお聞きしながら。
ホクホクアツアツを、新体験のウドのピュレと一緒に。

そして、あさりとセリのピラフ。
浸透圧のお話。
お米が最初に吸うものの大切さ。
などなど、こちらも坂田さんのお話に、とても勉強になりながら
その美味しさを実感。

角田さんの器は、お料理を乗せる想像力を駆り立ててくれます。
それを実感させてくれる、坂田さんのお料理。
このような企画をしてくれる、ヒメミズキさんも、生活の中での器使いを
楽しんでられるのだろうなと、改めて感じるひと時となりました。

私も、コロッケの器とご飯の器とカップを
日々の器として、手元に招き入れました。
是非、触れて実感していただけたら嬉しく思います。


角田さんの個展は、8日まで
角田淳個展
-薫風の候-
4/28(日)-5/6(月)
11:00から18:00
新潟市中央区古町通2番町528

ヒメミズキさんFBページより

問 tou OPEN

2019.04.19

昨日、4月18日木曜に
長野県東御市にOPENした問 tou
同じく東御市にあるパンと日用品のお店わざわざの次のお店。
店主の平田はる香さんとは
地元燕市のツバメコーヒーでのトークイベントで、数年前にお会いし
度々、そのイベントに参加させてもらっていました。
あまりにも、トークに感動し、カップを贈り物にさせてもらったのが
ご縁の始まりかもしれません。

それから、イベントでお会いするくらいでしたが
今回の新店舗にはギャラリー機能も持たせたいとのことで
私にもお声がけいただきました。

お盆や豆皿、カップとともに
カフェで使われる湯沸もつくって欲しいとオーダーいただき
沖縄のパナリ焼と言われる焼き物の雰囲気を、銅器でだしてほしいとのことで
他はお任せでと。
完成品は、このような形に。
30リットルは入る突き抜けて
今までに無い形をつくらせてもらう機会となりました。
このように仕事をいただくことで
新しい技術も身体に染み込ませることができます。

始まりは、1ミリ70センチの銅板から。

普段は、440グラムほどの金鎚を使い形を作ってゆきますが、今回は880グラムとゆう重めの金鎚で製作。
未知の世界への挑戦となりました。
今回は、動画を撮りましたので、長いですが本当にお時間のあるときにご覧いただけたら幸いです。

今回は、カフェ、本、ギャラリーと
非日常をじっくり楽しめる空間が出来上がっています。
そして、店名に掲げてあるようにお客様が問われる
そんな時間にもなることでしょう。
コーヒーは、ツバメコーヒー店主が考案した「問 touブレンド」
試飲させてもらった際にも、そのブレンドの仕方が彼らしく
面白く美味しい深みのある味でした。

大自然に囲まれた問 tou。
是非、時間に縛られることなく、ゆっくりと過ごし
日々に、感じられない何かを感じていただけたら幸いです。
ご来場を心より楽しみにしております。

この度は、燕で職人をされている同世代の方から
新宅を建てられたとのことで、表札をご注文いただきました。
折角だから、地元のものをとネットを探して
私に辿りついていただけたようです。
このように、ご縁が繋がることとても嬉しく思います。

先ずは、文字の選定をしていただき
反転して転写するところから始まります。

そして、裏面からタガネとおたふく(金鎚)を使い
徐々に徐々に、形をとってゆきます。

裏面からの打ち出しが終わると
一旦、松ヤニ台から外し、表面を綺麗に洗い
逆に取り付けて、表面を均し整えます。

そして、角を切り取り四面を3分(1センチ)ほど折り曲げて
硫化カリウムで仕上げをしたら完成。
この硫化仕上げは、燕独特の技法で、濃紺の深みが増してくる色ですし
風雨にさらされれば、緑青のよい色がでてきます。

お宅の顔として、長年の成長を楽しんでいただけたら幸いです。

前回の銅鍋料理教室の翌日には
Rawカレー教室とRawスイーツ教室が開催されました。
今回は、そのRawカレー教室の模様をお伝えしたいと思います。
講師は、銅鍋料理教室と同じく恋するミヤムのcooking
福岡県の宮村ゆかりさんをお迎えして。

Rawカレーってなんだろう?
とお思いの方も多いと思いますが、私も今回が2回目。
前年の秋に開催した第1回の際には衝撃的なカレーでした。
Raw料理は、加熱しない。
もしくは、加熱しても40度以上の高温にしない
そんな工程を経て調理されてゆきます。

その際に活躍するのが、地元ツインバードさんのこのミキサー。
力強さと、素早さ、このRawカレーには最適とのこと。

参加者さんも、この衝撃のカレー教室を楽しみながらも
真剣に聞いていただきました。

爽やかさが吹き抜けると、前回参加された方からもご感想をいただき。
私自身、身体がよろこんでいることを感じます。

福岡でも、開催されておりますし
新潟でも、再度、開催させていただきたいと思っておりますので
その際は、一生に一度は、このRawカレー教室にご参加いただけたらと感じるひとときでした

数年前から福岡県に銅鍋づくり体験に呼んでいただいている
ミヤムの恋すすcookingの宮村ゆかりさんを

この度は、新潟県にお呼びし
てづくり銅鍋での料理教室を開催していただきました。
場所は、新潟市の街中にある医学町ビルにて。

まずは、バーニャカウダー的なソースを。
半分くらいの量になるくらいまで、煮込んで煮込んで
蒸し野菜と一緒にいただきます。

銅鍋は熱伝導率がよく、蓋をしていただくと対流も良くなり
蒸し野菜も色鮮やかにほくほくと。

お次は鶏皮のカリカリ焼。
油もしかずに、そのものから出てくる油で、ただただ、ひたすらに炒め続けます。
途中であまり、動かし過ぎずに、しっかりと焼き切ることで、こびりつきにくくなります。

その他にも、ナスを揚げたり。

鶏の塊肉を焼いたり。

豆腐的なものだったり。

季節の新玉ねぎに、肉詰めしたり。

炊き込みご飯だったり。


とても充実なひととき。

デモンストレーション方式の料理教室で、その日の素材を使い、臨機応変に様々な銅鍋の使い方をしていだきました。
銅鍋づくり体験とともに、このような使い方の教室も、同時開催してゆければ、と思っておりますので、ご関心持たれた方は、是非、ご連絡ください。

このように銅鍋を活かしていただけることを、とても嬉しく思います。
また、生活の中でも実践していただけたら幸いに思います。

本日、3月12日火曜。
手仕事仲間で、大阪市中津商店街で冨貴工房を営む
染め作家の冨田貴史さんより
和紙で作られた布の染物が届きました。

和紙で作られた布。
皆さまご存知だったでしょうか?
私は、初めて存在を知る機会となりました。
「和紙の布」
http://www.washinonuno.com/

こちらの染物は、私が銅鍋を持ち運ぶのに
なにかいいものないかな?と相談をした時に
「 こんな素敵な布があるよ!」
とゆうことで
その布に冨田さんに茜染やベンガラ染めを施してもらいました。

銅鍋づくり体験では、ご自身で生み出す
と表現させてもらっていますが
本当に、1日かけて一生懸命に叩き作り上げた銅鍋は
生み出すとゆう言葉がぴったりくると思います。
その生み出した銅鍋を包むのには
この強くしなやかな和紙の布と茜染がぴったりきます。

銅鍋を作られた皆さん
ご自身が生み出した銅鍋を包むのに
こんな素敵な染め物いかがですか?
今月末からの東京ツアーから持ち歩きますし
銅鍋参加者さんには、郵送もさせてもらいますので
種類や価格などお気軽にお問い合わせください。

冨田貴史さんの染めは、 心にも染み入ります。
銅鍋が喜んでくれているのが、 とても感じられる布。
この一体感を是非、みなさんのお鍋でも。

手仕事の深さ
感じる夜です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

3月の睦月晦日。
新潟市のワインバーピノとグリさんのお祝いの席でお会いした
渡辺鍛造所社長 渡辺嘉治さんの工場へ見学に寄せていただきました。
長岡市に在る渡辺鍛造所さんは、昭和12年よりの創業
当初より、工作機械の部品を製造されていたとのことで
今も、同じく工作機械の部品を製造され続けている歴史のある工場。

鍛造とは、金属に圧力をかけ、鍛え強度を出すための技法で
刀や甲冑などにも、鍛造とゆう方法がとられています。
鋳造とゆう、金属を溶かして流し込む方法は、気泡ができますが、この鍛造ですと、その気泡を潰し、強い部品をつくれるとのこと。
この鍛造機は300トンの力を持ち、何人もの手で部品が作られてゆきます。

こちらの筒状のものが、材料。

このようなリフトを操り、熱しつつ、圧力をかけてゆきます。

精密さが要求される、工作部品の一部。
南極観測隊のキャタピラーなどの部品も作られているとのこと。

こちらは、溶断の設備。
鎚起銅器の道具も、以前は鍛造してつくるものが多かったですが、今ですとこのような溶断の方法で製作することも可能のようです。

様々な、手作りの道具。
やはり、職人の道具は、手作りでその作業にあったものをつくるのが、基本ですね。

こちらは、丸い穴を叩いて六角にした部品。
削るのではなく、叩くことで、何度使っても耐えうるものになるとか。

同じ金属でも、様々な製作方法があります。
鍛造、鋳造、板金、彫金、鍛金などなど。
金属加工の集中する燕三条でも、エアハンマーなどを使い、包丁などをつくる作業は見たことがありましたが、このような大きな鍛造を見たことはありませんでした。
日本各地から注文がくる、渡辺鍛造所さん。
ワインが繋げてくれるご縁が、このように深めさせてもらえることを、とても嬉しく思います。
そして、新しい視点を与えてくれる、学びの時間ともなります。

製法は違っても、職人としての姿勢や空間を拝見し、改めて褌を締め直し、明日からの仕事にかかろうと思います。
この度も、ありがとうございました。