日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

鎚起銅器とは繰り返し繰り返す作業をひたすらに続けることで技術を覚えてゆきます。
しかし、私が日々製作するカップは1日1個、湯沸なら1週間に1個程の時間がかかります。
それだけに、下仕事と言われる材料を切り出したり、銅を柔らかくする焼き鈍しをしたり、仕上げをしたりという作業がなかなか数がありません。

先日も、株式会社カルチベイトとして立ち上げたTUTU URAURA名でビアカップとマグカップも鎚起銅器職人を育てる器として販売しましたが、更に仕事が増やせるように、豆皿と真鍮スプーンの卸先店舗を募集したいと思います。

こちらは、2019年に書いた鎚起銅器職人を育てる豆皿blog
この頃の職人候補は今はおりませんが、やはりこういった小物を最初から最後まで形にすることで感得することも多いと考えています。
また改めて、鎚起銅器職人を志す若者が仕事を覚えられるように、同じような繰り返し繰り返すことができる仕事として、再び豆皿と共に真鍮スプーンをお取り扱いいただけるお店を募集させていただきます。
豆皿は先のblogにあるように、材料の端材を使うため定型ではありませんが、
大6,600円
中5,500円
小4,400円とあります。形は選んでいただけませんが、その時々端材次第の形で成形しお届けします。
真鍮スプーンは
大5,500円(約縦6センチ×横5センチ柄15センチ)
中4,950円(約縦5センチ×横4センチ柄12センチ)
小4,400円(約縦4センチ×横3センチ柄9センチ)となっております。
お取り扱いについての条件などは、こちらのお問い合わせフォームよりmailいただければ幸いです。
なお、こちらの商品は私が監修しますが、新人と私の共作のために刻印はありません。しかし、間違いない品物にしお届けします。

私も職人の道に入り28年目、来年の9月には30年目となります。
一つの節目を迎えるにあたり、次の世代に繋げられるような仕組みづくりを行ってゆきたいと思います。

2025 秋の西日本ツアー予定も、だんだんと埋まり道程を考えるのもこのツアーの楽しみのひとつ。
今回は初めて小豆島へもフェリーを乗り継いで伺います。

そして、主催をご検討いただけるみなさん
ご不明な点などありましたらお気軽にご連絡ください。

雪国から西日本へ。
原初的なものづくりの技術、その技術で生み出された銅鍋の魅力を存分にお伝えしたいと思います。

スケジュール11月
1日土曜 空き
2日日曜 宇治 会場 イタヤ工房さん 主催 りんごの木さん akasa.2020
3日月祝 滋賀 会場 Base For Restさん 主催 サチヒラキさんsachi_hiraki
4日火曜 移動日
5日水曜 小豆島 会場 主催 タコのまくらさんtakomaku88
6日木曜 空き
7日金曜 空き
8日土曜 福岡 主催 ミヤムの恋するクッキングさんyukarichan_11.18
9日日曜 福岡 主催 ミヤムの恋するクッキングさん
10日月曜 福岡 主催 ミヤムの恋するクッキングさん
11日火曜 空き
12日水曜 空き
13日木曜 空き
14日金曜 空き
15日土曜 空き
16日日曜 空き
17日月曜 空き
18日火曜 空き
19日水曜 滋賀 主催 サチヒラキさん
20日木曜 空き
21日金曜 空き
22日土曜 堺 主催 梶川愛さんzakkoku.megumi
23日日曜 空き
24月月祝 調整中

新潟、暑いです8月。
鎚起銅器職人も28年目となりますが、以前の玉川堂はエアコンもなく、よく生きていたなと思います。そんな暑い季節にも、石瀬の家鎚起銅器道場にはエアコン完備。
涼やかに銅器づくり体験をし、弥彦の地ビールなどいかがでしょうか?

ゆっくりじっくりと銅器と向き合う時間をお勧めしております。
また、遠方からご来場のみなさんは、岩室駅か弥彦駅までタイミングにより送迎することも可能です。
そのコースによって時間も変わってきますので、みなさんの良きタイミングでご参加ください。

端材を活用する「豆皿づくり体験」を主軸として、小皿づくり、銅鍋づくり、真鍮のスプーンづくりなどなど。
各種銅器づくり体験を開催します。
もし、「こんな銅器をつくってみたい!」とゆうご要望があれば、応えられる範囲で製作いただけます。
数日かけての本格的な銅器づくりも、ご相談ください。
小さいカップなら1日で完成できるかもしれません。
こちらは1時間2,200円でご利用いただけます。
ご参加を心よりお待ちしております。

豆皿づくり 4,500円 60分〜90分
小皿づくり 4,500円 60分〜90分
小さい銅鍋づくり(20センチ) 13,000円 90分〜150分
大きな銅鍋づくり(30センチ) 17,000円 180分〜240分
ミニフライパンづくり(22センチ)18,000円 90分〜150分 

三方舎さんが
新しく京都に構えられた
Ghaznīn京都店内のギャラリースペースにて
鎚起銅器の展示販売会を開催させていただきます。

Ghaznīnは
新たな境地を切り開くシリーズ。
そのGhaznīnと一緒に
初めての京都で器を並べさせてもらえること
嬉しく思います。

シルクロードから
朝鮮半島を渡り
京都の長い歴史の中で
金工も様々な形で紡がれてきたでしょう。
しかし
現代で京都でどんな金工があるのか?
これを切っ掛けに
交流が深まれば幸いです。

やはり
京都だと仏像や社寺建築の
彫金などが有名でしょうか。
その流れが
今どんな風に引き継がれているのか
現場の声が聞けたら嬉しいな
と思っています。

会期は
8月2日土曜から
30日土曜まで。

私は
9日土曜
10日日曜
11日月曜祝日と
お店に居させてもらう予定です。

三方舎さんの手織り絨毯の心地よさと共に
ご来場を心よりお待ちしております。

期間8/2〜30
営業時間11:00〜19:00
定休日不定
場所/galleryジクウノアトリエ ー京都ー (Ghaznīn京都店 御幸町御池 店内)
住所/〒604-0941 京都府京都市中京区亀屋町370−2
#Ghaznīn#三方舎#鎚起銅器#銅器#京都

本日も
石瀬の家で開催しました
銅器づくり体験では2名の方々が参加され
素晴らしい銅鍋を生み出されていました。

その完成の際の
参加者さんの喜びのエネルギー受け
私もまた日々の仕事の糧となっております。

また
体力の続く限りは続けたいと考えている
西日本ツアーの日程がでました。
また
関西から四国山陰山陽など
各方面で主催してくださる方がおられましたら
調整をかけたいと思いますので
どうぞお気軽にお声がけください。

この喜びの輪を
一緒に広げていただけたら幸いです。
お問い合わせなどはメッセージにて承ります。

10月
31日金 関西方面
11月
1日土曜 関西方面
2日日曜 関西方面 調整中
3日月祝 関西方面
4日火曜 関西方面
5日水曜 関西方面
6日木曜 関西方面
7日金曜 
8日土曜 九州方面 調整中
9日日曜 九州方面 調整中
10日月曜 九州方面 調整中
11日火曜 九州方面
12日水曜 九州方面
13日木曜 九州方面
14日金曜 九州方面
15日土曜 九州方面
16日日曜 九州方面
17日月曜 
18日火曜 関西方面
19日水曜 関西方面
20日木曜 関西方面
21日金曜 関西方面
22日土曜 関西方面 調整中
23日日曜 関西方面

本日は、株式会社カルチベイトとしてミノル製作所さんとの共作であるTUTU URAURAの動画撮影に伺いました。

こちらは普段の職人大橋保隆が一枚の銅板を金鎚で叩き起こす鎚起銅器とは違い。陶芸でいうロクロのようなヘラ絞りという技術を使ってヘラで起こす一般的な鎚起銅器の製法を用いたラインナップです。
津々浦々出版 https://tu2ura2.com/

新しい鎚起銅器職人を育てるために仕事量を増やすための取り組みであり、合理的な鎚起銅器を経由して、非合理的な一枚から叩く鎚起銅器を見直すような取り組みでもあります。
その取り組みについて、ミノル製作所 社長の本多貴之さんも含めカルチベイト役員 ツバメコーヒー田中辰幸さんと私のトーク配信も1時間30分ほど行いました。ヘラ絞りについて鎚起銅器についてものづくりについて燕三条についてお時間ある時にご覧いただけたら幸いです。
https://shirasu.io/t/cultivate/c/cultivate/p/20250603101006

青葉を過ぎる風も気持ちよくなってきた新潟県。
初夏の気持ちい季節となります。
そんな中、ゆっくりじっくりと銅器と向き合う時間をお勧めしております。
遠方からご来場のみなさんは、岩室駅か弥彦駅まで送迎します。
そのコースによって時間も変わってきますので、みなさんの良きタイミングでご参加ください。

端材を活用する「豆皿づくり体験」を主軸として、小皿づくり、銅鍋づくり、真鍮のスプーンづくりなどなど。
各種銅器づくり体験を開催します。
もし、こんな銅器をつくってみたい!とゆうご要望があれば、応えられる範囲で製作いただけます。
数日かけての本格的な銅器づくりも、ご相談ください。
小さいカップなら1日で完成できるかもしれません。
こちらは1時間2,200円でご利用いただけます。
ご参加を心よりお待ちしております。

豆皿づくり 4,500円 60分〜90分
小皿づくり 4,500円 60分〜90分
小さい銅鍋づくり(20センチ) 13,000円 90分〜150分
大きな銅鍋づくり(30センチ) 17,000円 180分〜240分
ミニフライパンづくり(22センチ)18,000円 90分〜150分

7月13日日曜も、同様に開催しますので、7月のお申し込みも心よりお待ちしております。

来週末は、毎年呼んでいただく新発田市 長徳寺さんでの展示イベントに参加させていただきます。

『そうだ 長徳寺 いこう。』
2025年5月31日(土)・6月1日(日)
10:00-16:00
長徳寺 / 本堂 / 行在所にて
〒957-0056 新潟県新発田市大栄町2丁目7−22

私自身、出店者の皆さんがどんなアイテムを出してくるのか、どんな料理を出してくるのかとても楽しみにしている展示イベントです。
詳細はこちらのInstagramサイトをご覧ください。@terabiraki.choutokuji

長徳寺さんイベント共に新発田では街中のお寺などが開かれ様々な企画が展開されます。こちらの詳細はこちらから。
「しばた寺びらき」
@shibata.terabiraki

今回も個性豊かなみなさんが出展されます。私もあと1週間ほど、鋭意製作に励み生活道具を中心に展示販売させていただきます。
初夏の気持ちの良い季節ご来場を心よりお待ちしております。

【そうだ 長徳寺 いこう。】
[Craft & Lifestyle]
@tetote2010 日々の食・手仕事 tetote
@tsuikisyokunin 鎚起銅器職人 大橋保隆
@saori.kobo.wa 佐藤みちる さをり工房和
@mibelcare_marigold tamakiniime
@acolier_nunoe ヤマヤアキコ
@himemizuki ヒメミズキ
@ojn_handmade_hut Ojn H handmade Hut
@hanamomo.c ハナモモ
@spica_sandy spica and sandy
@meguru_daichigoda meguru 合田大智
@letter_fromthefield letter from the field

[Food & Drink]
@jyusanya13 お菓子工房 十三夜
@arbre_et_nid arbre et nid 
@ijirushi IJIRUSHI insieme
@spice_up_spot spice up spot
@me_cake_bake ME
@barbookbox Bar Book Box
@choutokuji.shibata 長徳寺cafe
@__kuroda_ kuroda
@farm.yoheiron よへいろん
@nico.coffee.beans nico coffee beans
@bakery_maa BakeryMAA
@coffee.ortega 珈琲オルテガ

[特別企画]
@isu_no_gallery 椅子のギャラリー
@dolcevita_vintageclothing ドルチェヴィータ
@sanpousha Ghaznin絨毯展

本日から再開されます三方舎さん個展。
平日は、13時から17時まで在廊します。
会場には本棚を1箱置いてあるのですが「思想強すぎて触れないでおきました」なんて感想もいただいたりしますが、今回の展示に際して今私が考えていることを支えてくれている本達を差してあります。
二項対立から抜き出るために第三項を立てる。
私なりにはそれが汽水域と言われる所だったりするのですが、今回の企画展に際して鎚起銅器の230年の歴史の中で、80年ほど前に出てきた量産体制になるためのヘラ絞り技術をどう捉え直すか?という問いへの私の今の答えが、今回ここ三方舎さんの1つの部屋に凝縮しています。
この視点に至るにはミノル製作所本多 貴之さんと出会い、お話を重ねてゆく中で燕のもうひとつの大きな技術であるプレス加工が大きな項目として現れました。
鎚起銅器<ヘラ絞り生地<プレス加工
この三項が見えた時にヘラ絞り技術こそ第二項ではなく第三項だったのだと気付かされました。そしてヘラ絞り技術こそ今、汽水域の面白さがたっぷりある領域なのだと感じています。
27年職人をやっていてまだまだ気づかないこともあるとも言えますが、この本達に出会って、私がやっと気づけるようになったといっても言いかもしれません。

以前の鎚起銅器業界で私がヘラ絞りのことを話すと、そのつくり方を否定しているのかと言われる状況でしたが、それも私が自分自身の環境を当たり前に思っておりその当たり前を前提に話していたからだと振り返ります。
その環境とは、私の父親も玉川堂に勤め、親戚一同玉川堂でそのヘラ絞り技術のお陰で存続しており、私のおしめ代からミルク代、学校へ通わせてもらっていたのも父親の給金でまわなわれいたということ。私がヘラ絞りを否定することはその人生も否定することにも近いことをまずは理解してもらうべきだったと今は思ったりしています。
代々の家業でである故の私の言葉も足りなさ。しかし、今は環境も変わり私の言葉の経験も変わり新しい出会いもあった。そんな中で考える私の鎚起銅器が三方舎さんの部屋にぎゅぎゅっと詰まっています。

変わらずに私は古くからの一枚から叩く鎚起銅器のつくり方で、多くのお客様に触れてもらいたいと考えているわけですが、鎚起銅器業界に於ける友敵問題に一定の答えを出せたのではないかとも思っています。
それを、今回の個展での成果物として、触れていただけたら幸いです。
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3つの手仕事合同展『ツバメきて虹あらわる』
大橋保隆 展(鎚起銅器)@tsuikisyokunin
ワダヨシヒト 展(木の生活道具)Ojn Handmade Hut
手織り絨毯 展(ガズニン/トライバルラグ)@ghaznin_japan
期間:2025.4/5(土)〜4/13(日)
休み:4/9(水)時間:11:00-17:00
会場:三方舎書斎gallery / 母屋〒956-0864 新潟県新潟市秋葉区新津本町3丁目3−12
【同時開催】
◾️書斎ラウンジ(会期中全日)
『燕と虹のためのブックバー』Bar Book BoxBarBookBoxによるオリジナルタンブラー「満たすもの」で、季節のカクテルやウイスキーソーダ。そして、本を。
◾️出店(4/13日のみ)『OldtownDessertCompany』@oldtowndc_niigata沼垂テラス商店街にアトリエを構えるケーキ店。チョコレートケーキ、チーズケーキをメインにご用意いたします。
——–お問合せ
三方舎 tel. 0250-25-3939
https://sps-i.jp/teshigoto/三方舎

昨日より始まりました。
新潟市秋葉区 三方舎さんでの展示。私は15時からの在廊でしたが沢山の方々に足を運んでいただき交流をさえてもらい、これこそが個展の醍醐味だと8年振りに感じておりました。
それもこれも三方舎さんの居心地の良さと、BarBookZBox Junさんのカクテルがゆっくりさせてくれるからでしょう。この展示に合わせ季節のカクテルを用意してくれて、ノンアル、アルコール有り、それぞれに楽しんでいただいております。

そして今回は、鎚起銅器職人大橋保隆と株式会社カルチベイトのコントラストを楽しんでいただければと考えており。
鎚起銅器職人の方では一枚の銅板がどんな風にカップになってゆくかの製作工程も販売しています。

こちらの画像、箱の上に置いてあるものが完成したカップは、箱の中に入っているのが製作工程と同じ大きさの銅板から形になっています。徐々に口の大きさが打ち絞られて、形になってゆく鎚起銅器の醍醐味、これらを一式を感じていただければと。

また、株式会社カルチベイトの方ではミノル製作所さんと共同のもと。ミノル製作所に入ったお弟子さんが初期修行の際の製作物を私が加工して活かす企画をしています。
こちらは、オーダーではないので行き場がなく、ミノル製作所さんの倉庫に眠っていました。

こちらの下段に写っているヘラ絞り生地の中から1点を選んでいただき、それを一緒にどんな形にするか考えてもらい、多少の加工をして販売。その手間によって価格は変化しますが、大体は以下のラインでお届けできると思います。
松 3万円〜竹 2万円〜梅 1万円〜
この生地達は行き場がなく、本来ならスクラップになるところですが折角の修行の証を何か形にしたいと思ったのが始まりです。もうミノル製作所のお弟子さんも完璧に絞られるとのことで、こういった生地は新しい弟子が入るまでは出ないので今回限りの企画となりますが、こんなことも一緒に楽しんでもらえたら幸いです。
人間交差点で生まれる新しいご縁。本日も11時より17時まで心よりお待ちしております。