日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

航空会社 PEACEの機内誌として、季節毎に発刊されているPRACE LIVE。この夏の特集は新潟。とゆうことで、私も取材をしていただきました。本日より、WEB版も発信されています。
新潟県で活躍されている各地の顔見知りの方々も掲載されておりますので、是非ご覧いただけたら幸いです。
また、色々が落ち着いたらゆっくりと新潟を楽しみにご来県いただけたら幸いです。

https://peachlive.flypeach.com/area/niigata/PL29_culture_interview

湯沸の弦は、強度を持たせるため、また熱さを逃すために、中空構造になっています。
その製作も、ゲージを使ってのまた切り出しから。

鉄の棒と溝を使い、ある程度のきっかけをつくり、あとは木槌で丸め、形をつくってゆきます。

繋ぎ目を銀ロウで溶接し、錫を溶かして流し込みます。錫を流し込むことで、安定した成形ができるようになります。

上がり盤とゆう欅の盤にちょうど良い穴が空いており、その穴を使いながら丸みをとる。

あとは、本体と擦り合わせをし、穴を開けたら取り付け可能。
この本体の接合部とのバネの聞かせ方も、職人の個性が出ます。長年使ってもヘタレないような程よい取り付け具合で、仕上げに。

籐の弦を巻いて完成となります。

先日、新潟県新発田市 長徳寺さんで開催された「そうだ 長徳寺 いこう。」のイベントに向けて、真鍮のおりんづくり。
真鍮とゆう素材は、銅と亜鉛を混ぜた素材で、銅8:亜鉛2、銅7:亜鉛3など、その用途によって配合が変わる素材です。また、銅よりも硬く、扱い方によっては割れてしまう素材でもあります。
今回は、久しぶりに真鍮に挑みます。

おりんは、良い音を出すために厚材を使います。普段は0.8ミリから1.2ミリ。暑くても1.5ミリほどの銅材を使いますが、今回は2ミリの真鍮材を。

厚みがあれば、その分、立ち上がりも少なく、徐々に形になります。
製作方法は、銅と同じですが、バーナーで焼きなましをして覚ます際、銅は水に入れて急冷できますが、真鍮は放置して冷ます徐冷させなければ、割れてしまいます。これも合金の面白いところであり、難しいところ。
因みに、小さい真鍮のおりんも作ろうと思いますが、こちらは3ミリの素材で割れてしまいました。

磨いて完成。
こんな音のおりんとなりました。

おりんの棒は、出雲崎のOjn Handmade Hutさんにつくっていただきました。
形や厚みによって違う音色。また機会をつくり、つくってみたいと思います。

この6月25日土曜、26日日曜に新潟県新発田市でかいさいされる、「しばた 寺 びらき」の一環としてのイベント、長徳寺さんで開催される「そうだ 長徳寺 いこう。」に参加させていただきますが、その際に新展開のリリースをさせていただきます。

鎚起銅器と言いますと、着色もひとつの特徴があります。着色と言っても色を塗るわけではなく、表面を綺麗にし、混合液で煮込むことで安定した錆を出すといったイメージです。
私のつくる商品の場合は、月色という錫を焼き付けた銀色っぽいものと、土色いう銅そのままの色の2色が大別としてあります。

「その着色をしなくても、鎚起銅器は鎚起銅器ではないか?」ただ、素のままでだすのは、指紋がつきやすく美しくなるまでには何十年もかかってしまうと感じますので、地元の企業さんにお願いし、今回金メッキを施してみました。

なかなか写真ではお伝えしづらいところがあるのですが、金はとても安定した金属で、しゃぶしゃぶ鍋にも使われますが、金からは食材に影響を与えにくい、ほぼ与えないといってもいいかもしれませんが、その金の鍋でしゃぶしゃぶをすることで繊細な香りが保たれると言われています。

仏像の表面に金メッキが施されるのも、永遠を象徴しているからこそだと思います。
また、宇宙ロケットの部品の一部に金メッキが使われたりと安定性を求める場所ではとても活躍する金。

今回は、長徳寺さんとゆう空間で、この今までの着色をしない金メッキの豆皿などをお届けします。
心落ち着く場所で、金の魅力にも触れていただけたら幸いです。

6月25日土曜、26日日曜。
新潟県新発田市にて開催される「しばた 寺 びらき」内、長徳寺さんを会場に企画されている「そうだ 長徳寺 いこう。」イベントに参加させていただきます。
お寺を舞台に素敵な出店者さんが集います。
徐々に明けてゆく状況の中で、元気が集い大きくなることで、世の中が明るくなってくれればと願ます。
笑顔に溢れる1日になればと企画を進めております。

普段はイベント参加しないような出店者さんたちもおり、私は実行委員の一人として何か更に関心をもっていただけるようなことはないか?と考え。
今回は、出店者さんの日々を支えてくれた本や音楽、小物などの販売を境内で行います。
個人事業主のみなさん、大変なことも多々あっただろうと思います。
そんな日々を振り返り。
立ち上げ初期を支えてくれた本。
必要なインスピレーションを与えてくれた本。
ふと繰り返してみる本。
時々口ずさんでいる音楽。
大変な時に聴きたくなる音楽。
気分を変える時に聴く音楽。
お守りがわりの小物など。
そんな店主たちを支えてくれたものをお伝えします。

また、個人的には、真鍮の道具を中心に展示販売します。
その内容は、また追って。
新潟県の北、城下町でもある新発田市を満喫する二日間になってくれたら幸いです。

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「そうだ 長徳寺 いこう。」
実行委員会実行委員長 関根正隆(長徳寺住職)
実行副委員長&プロデューサー  小林あかね(BRIDGE代表)
実行委員大橋保隆(鎚起銅器職人代表)
実行委員和田典士(Ojn Hand made Hut代表)
実行委員相談役今井正人(三方舎代表)

明日5月29日日曜
新潟市「#きーぼうdo.」さんにて
鎚器銅器で盃作り@本町大橋組vol.8 開催。

6月12日日曜
同じく「#きーぼうdo.」さんにて盃づくり体験。

6月25日土曜・26日日曜
しばた 寺・びらき」内
長徳寺さんでの「そうだ 長徳寺 行こう。」参加。
こちらは只今、真鍮の道具を中心に製作を進めており。
大橋なりの仏具や生活のほんのちょっとしたところで活躍しそうな小物などを展示販売する予定です。

7月10日日曜
上越市での銅鍋づくり体験。

7月24日日曜
鎚起銅器 銅鍋づくり体験会 in三条7/24(日)

7月30日土曜より
ヒメミズキさんでのグループ展参加。こちらはキャンプでも使えるような道具の提案をさせてもらいます。

私の生まれ故郷である、燕市旧吉田町の工務店 株式会社オシアさんで開催される2日間のイベントに銅の小皿づくり体験で参加させていただきます。
タイトルは「屋根のした 〜家と暮らしのフェスティバル 2022」つくる・あじわう・たのしむ とびっきりの2日間。
オシアさんの仕事に対する思いを体現した「記憶の家」には、私もランプシェードや真鍮金具などで参加させていただいております。

暮らし方をちゃんと考えた上での家。
何十年と住む家で、どんな暮らし方をしたいかを一緒に考えながら、育んでゆく環境。そんなコンセプトと感じています。
そのコンセプトに則った今回のイベントにお招きいただき、私はご家族でも体験できる銅の小皿づくりで2日間伺います。
他、6つのものづくり体験や、6つの飲食店さん出店、また土曜の夜にはジャズイベントなども開催されます。

貴重な心地よい気候の燕市で、心に残る体験を実感していただけたら幸いです。
私も会場で、心よりお待ちしております。

毎月1回、定期的に開催させていただいております。
三条ものづくり学校さんでの銅鍋づくり体験。今回は、5月15日の日曜日に開催です。
銅鍋づくり体験 in 三条 5/15(日)
様々な場面で活躍する銅鍋を、ご自身の手で。じっくりと銅とゆう素材と向き合う時間でもあります。
ご参加ご連絡は、お問い合わせフォームより。
心よりお待ちしてます。

上越市高田公園は、桜の名所。
今年も、第97回になる高田城址公園観桜会が、3月26日より4月10日まで開催されております。
約4000本の桜。夜にはライトアップされ、とても美しい景色が楽しめます。

その期間に合わせ、上越市の管理運営する旧今井染物屋にて、手仕事の体験会と展示会が行われ、私も参加させてもらっています。
期間は、4月2日土曜より10日日曜まで、日替わりで各地より手仕事を生業としている作家さんや職人さんが集います。私も、4月2日土曜と8日金曜の2日間。寄せてもらい、盃づくり体験と商品の展示をさせていただいております。

上越市は、上杉謙信のお膝元で有名ですが、雪国とゆうことで雁木が今でも残り。風情のある街並みがあります。
この旧今井染物屋さんもそのひとつ。
私が修行をしていた玉川堂と同じく、玄関から奥に長く。当時の染物屋の営みが感じられます。

現在では、風土産業であるバテンレースが常設されており、教室も毎週開かれています。
この施設では、各種体験会を開催されるために改装され、今も各種体験会が開催されています。また、ボランティアのみなさんが建物の説明もされていますので、何かの機会に上越に来られた際には、お立ち寄りいただけたら幸いです。

2019年の大きな工房改装を行い、その後も徐々に改装を続けています。
今回は、「ものを活かすチーム」とゆう名前をつけて、アトリエnicoの羽ヶ崎章さん設計、Ojn Handmade Hut ワダヨシヒトさん製作の木の窓枠の取り付け模様をお伝えします。

この工房兼自宅は、祖父母が昭和43年に建てたもので、私よりも7年先輩の建物。今回、木の窓枠を設えるのは、生活手仕事研究所と名付け、銅器を実際に使っていただいたり、ギャラリースペースとしても活用している部屋となります。
この部屋には大きなアルミサッシの窓がありますが、アルミは熱伝導率やよいので、部屋のあったかさを外に放出してしまい、冬はとても寒い部屋でした。
その問題を解決するために、アルミサッシの窓の内側に木枠をひとつ取り付けます。木は断熱の役割を果たし、部屋の中のあったかさを保ってくれます。

この大きな窓も、熱効率が良くなく。冬は寒く、夏は暑い原因となります。木枠をつけることで、二重サッシになり、その部分でも熱効率が良くなることが期待されます。
まずは、ワダさんの工房で製作された木枠を組み立てて、窓枠をつくる工程から。

2019年の工房改装の際につくった、縁側が役に立ちます。

これで、サッシを動かすための溝が設られました。
既にさまざまな制限がある部屋の中で、この木枠が入るかどうかが、勝負どころ。流石のワダさんの腕前で、ぴったりと納まりました。

こちらは木窓です。

変形している家に合わせて、スペーサーを噛ませながら調整を。あちらを立てたらこちらが立たず、全てが程よく調和されるように上下左右を微調整。

調整が終わったら、木枠の溝に滑りやすくなるよう、今回は目にも優しい竹素材を選んでくれました。

今回の木枠は、この中間にある小窓が重要なポイント。以前のアルミサッシの鍵を開け閉めするためには、この小窓が必要なのです。ここのポイントも羽ヶ崎さんの設計アイディア。そして、可愛く仕上げてくれるワダさんのセンスの賜物です。
また、この小窓は内側の鍵をしておけば、夏などに外窓を開けて、空気の入れ替えをしながら外出することも可能になりました。

これで、完成。

アルミサッシの外窓と木の内窓の関係性で、さまざまなシーンに対応できます。春の日を浴びる縁側感がとても素敵で、木の温もりが体感温度以上にあったかさを感じさせてくれます。そして、木の香りも気持ちいい。
これからのシーズンは、陽だまりの中でお昼寝。夏には縁側で枝豆にビール。秋には七輪を出して秋刀魚を焼いたりと活用できそうです。
まだまだ続く、工房改装。
次はどんなアイディアを形にできるか。想像が膨らみます。

2019年の工房改装は、こちらをご覧ください。
自分の手が入ることで、愛着が湧く空間になり、仕組みを理解しているお陰でお直しも自分でで切るようになります。
プロにお願いするところ、自分でDIYできるところ。その線引きをこれからも一緒に考えられればと思います。

2019工房改装
Part1
https://tsuiki-oohashi.com/2019/08/07/3167/
Part2
https://tsuiki-oohashi.com/2019/08/09/3189/
Part3
https://tsuiki-oohashi.com/2019/08/10/3215/
Part4
https://tsuiki-oohashi.com/2019/08/29/3512/
Part5
https://tsuiki-oohashi.com/2019/09/15/3546/
Part6
https://tsuiki-oohashi.com/2019/09/16/3564/
Part 7
https://tsuiki-oohashi.com/2019/10/05/3628/