日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

本日、9月16日土曜、17日日曜と、赤坂六本木アークヒルズ カラヤン広場にて、小皿づくり体験を10時から17時まで、開催しております。
https://www.arkhills.com/events/2023/09/0068.html
新潟からは
フレンチプレスで植物染め by 植物染め浜五 星名康弘さん
小さな盆栽づくり by ぼんさい屋とき 高橋星児さん
プチ陶芸・串だんご人形を作ろう by アトリエぽてぽてぽ(さいとうようこ)さん
ガラスの小物づくり by izumi glass studio 星名泉さん
が参加しております。

周りでは、美味しそうな屋台。神輿などのイベントが開催。
ゆっくりと楽しんでいただける空間となっております。
ご来場を心よりお待ちしております。

先日開催した、石瀬の家 鎚起銅器道場開設に向けて、先日3日間渡り開催した、三和土づくりワークショップ。あれから1ヶ月が経ち、土と砂利と石灰を混ぜた三和土も、しっかりと固まり、外は暑いですが、三和土は地面と繋がっているので、素足で上がるとひんやりとしています。
これが、昔ながらの三和土の特徴なのかと、実感しました。

そして、昨日はレンガ積みを、設計してくれた新潟市の建築士の羽ヶ崎章さんと、三和土でも活躍してくれた新潟市の大工 Mercyこと高江昌志さん協力のもと行いました。
鎚起銅器は、バーナーで焼き鈍しをして、叩く。そして、また焼き鈍しをするの繰り返しをするので、その際の防火のためのレンガ積みです。

壁面は、寸法を羽ヶ崎さんが割り出してくれていて、Marcyがボードを貼ってくれています。
そこに、不揃いなレンガたちをどう積み上げてゆくのか相談しながら、接着剤で貼り付けてゆきます。

パンにバターを塗る要領で、薄くも厚くもなく、均一に。
そして、壁にぺたりと。

あとは、組み合わせを考えながら、ひたすらに塗っては貼り付けを繰り返してゆきます。
端の方は、レンガの寸法が合わなくなってくるので、Mercyにレンガを切ってもらい合わせながら貼り付けを。暑い中、外でレンガ切りをしてくれたMercyがいなければ、遂行できなかった作業でした。

こちらが完成形。
先日、漆喰を塗った丈夫の壁とレンガが、雰囲気をとても良くしてくれています。

また、この小屋を立てる際に、燕市のR-craftさんにご協力いただき、遮熱シートを提供していただきました。
その遮熱のお陰で、三和土の部屋は、だいぶ暑さが軽減されました。
夏の作業にお困りの工場は、是非導入されると良いかと思います。

みなさんの力出来上がってゆく、鎚起銅器道場。
構造部分は出来上がったので、これから棚や道具を整えて、本格的な道場運営に向けて、進んでゆきます。

昨年の秋に発売しました、鎚起銅器の本「俗物」が、雑誌TURNS(ターンズ)に掲載いただきました。
俗物製作委員会の編集長である、ツバメコーヒー店主田中辰幸さんの文章です。

書店で雑誌を手に取り、記事がどこにあるのだろうと、結構探しましたが、見開きすぐのところに掲載されています。
こちらの記事もお読みいただき、「俗物」を手に取っていただく機会になれば、幸いです。

燕市の工房から車で20分程度、昨年購入した石瀬の家に鎚起銅器の道場を開設するに向けて、バーナーで焼きなましをしたり、水作業ができるような場が必要なため、土間づくりを6月16日から18日まで開催しました。
土間の中でも、コンクリートを流し込むものではなく、昔ながら三和土と言われる、砂利や砂を使い、人力で叩き締める工法を取り入れました。
この三和土づくりは、なかなか経験することができない根気と人手の居る作業で、関心を持ってくれた仲間が集って賑やかに行われました。
その模様をお伝えします。

コンクリートと三和土の違いとしては、三和土は地面からの湿気を必要とすること、また庭造りの際と同じく空気と水の流れをつくってあげるところから始まります。

地面に溝を掘り外界との繋がりをつくり。そこに炭を撒く「埋炭」と言われる作業から。場が整えば、砂利の敷き詰め。ダンプ2台分の砂利をみんなで一所懸命に。バケツリレーで。

室内にも。

外は石を組み上げて堰止めをします。
全体に砂利が行き渡ったら、木材を加工した道具で叩き締めてゆきます。

これをひたすら続ける。
叩き締めて叩き締めて、また叩く。


砂利が固まったところで、山砂と石灰を混ぜ合わせ、塩化マグネシウムの水溶液で溶き、程よい硬さの土を均一に入れ込みます。

そして、またひたすらに叩く。
これは人海戦術でしかないですが、叩いてみると叩きします前と、叩きしめられた後の食感が違うことが、初めての私にも感じられました。

とても綺麗に仕上がった三和土。
あとは、固まるのを待つのみ。
この後は、壁に漆喰を塗り、耐火レンガを積み上げ、製作道具を運び入れたら、完成となります。

土間や縁側は、家と外界の汽水域。その間(あわい)の汽水域が重要なのだと感じます。
この道場も、プロになる人とゆうよりも、一般の方に気軽に、しかし、本来の鎚起銅器の製作工程で器づくりをしてもらう、職人との汽水域だと思います。
ここでどんな器が生まれるのか、楽しみです。
機会を作ってくれた新潟市アトリエnico 建築士の羽ヶ崎さん。
新潟市沼垂の大工のマーシーさん。
上越から駆けつけてくれた庭師の石川さん。
また、三日間の中で一所懸命に土間づくりをしてくれたみなさん、ありがとうございました。
また、完成の暁には、ゆっくりと足を運んでいただけたら幸いです。

今後の予定をお伝えします。
この6月に「石瀬の家」に鎚起銅器道場を開設すべく、土間づくりをしました。
コンクリートではなく、三和土と言われる昔ながらの土間づくりです。
まだ、完成は先になるのですが、段々と道場の形が見えてきました。

そんな石瀬の家で、久しぶりに突発!銅器づくり体験を開催します。
突発!「石瀬の家」銅器づくり体験 7/8(土)
まだ、本格的に暑くなる前の山裾で、銅器づくりの集中時間を楽しんでいただけたら幸いです。

また、7月1日土曜は、新潟市内での銅鍋づくり体験。
ニイガタカレー祭」に参加させていただきます。
今回はお寺での開催とゆうことで、落ち着いた空間が広がることでしょう。
カレーのランチ付きとのことで、カレー好きのみなさんには、是非参加いただけたら幸いです。

翌日2日日曜は、福岡よりミヤムの恋するcooking 宮村ゆかりさんをお迎えして、第2回目となるベトナム料理教室 in石瀬7/2(日)です。
以前ご好評をいただいたベトナム料理教室。
先日、ベトナム研修旅行に行かれた宮村さんのフレッシュなお話を、より多くの方にお聞きいただけたら幸いです。

7月9日日曜は、#きーぼうdo.さんで定番となりました、鎚起銅器で盃作り@本町大橋組
こちらは、試飲付きでの開催ですので、杯をつくった後に、それぞれの杯を愛ながら、お酒をいただける良き時間となっております。

また7月の締めくくりは、7月30日日曜。毎月1回三条ものづくり学校開催の
鎚起銅器 銅鍋づくり体験 in三条 7/30(日)です。
定例開催のこちら、県外からのお客様も多く参加してくださいます。
地元での開催とゆうこで、燕三条の空気を感じていただけたら幸いです。

時々開催している「石瀬の家」での突発!
今回は、平日に突発をしてみようと6月12日月曜に企画してみました。
9時から16時の開催となり。
内容は
豆皿づくり 4,000円 60分〜90分
小皿づくり 4,000円 60分〜90分
小さい銅鍋づくり 10,000円 90分〜150分
大きな銅鍋づくり 14,000円 180分〜240分
銅や真鍮の端材計り売り
and more

そして
毎月恒例の三条ものづくり学校さんでは
6月25日日曜に銅鍋づくり体験を開催。
30センチほどの丸い銅板を叩いて銅鍋をつくります。
こちらは、いつも通りの10時から16時。
参加費は14,000円となります。

また
新潟のカレー好きのみなさんが集
う7月1日土曜2日日曜の「ニイガタカレー祭
こちらの第1部として7月1日の土曜に銅鍋づくり体験を
新潟市西区の護念寺さんにて開催させてもらいます。

いろんな企画がたっぷりな6月。
初夏の心地よい気候で良い時間が広がるでしょう。
ご自身で製作された銅鍋の使い方として
鎚起銅器てづくり銅鍋愛好会が充実しております。
この季節そら豆を皮ごと銅鍋で焼くとほくほくに。

全てのお問い合わせは、こちらのフォームからご連絡ください。
それぞれの人生の楽しみ方を身近にできるMy銅鍋を。

ミヤムの恋するcooking 宮村ゆかりさんの料理教室 in石瀬の家。締めくくりは、ラム肉料理教室。
ラム肉は、宮村さんが大のおすすめの北海道は東洋肉店さんのものを。

夜の部は、ラム肉を愛する多くの方が集ってくださいました。
今回は、デモンストレーション方式で、焼いたものをみなさんですぐに食べるとゆうことで、いろんな部位をいただきました。
私も食べることに熱中し、写真を撮り忘れているところもあるのですが、後ほど、改めて、私のデザインを一手に引き受けてくれている高橋トオルさんが撮影してくれた会場風景でお伝えしたいと思います。

こちらはラムのミンチをお団子にして、煮込んだもの。

こちらは、私もよくやる、逆ジンギスカン鍋。
銅鍋は、熱伝導率がよいので、脇で肉を焼き、中央に溜まってくる油で野菜を炒めることができます。銅鍋の特性を活かした一品です。

箸休めに、おつまみ蕗の薹も。

ラムチョップなどなど、さまざまなお肉を焼き切ったら、最後はチャーハンを。
こちらもラムの油とサラサラとしたバスマティライスが絶妙で、銅鍋で全体に日が通り、さらりと炒め上がりました。

ラム肉を食べると身体が熱くなる感覚を持ちました。そんなエネルギーが溢れているのかもしれません。
また、自分自身でも銅鍋とラム肉体験してみす。

福岡から来てくださった宮村さんには、二日間に亘り、さまざまなお料理を体験させてもらいました。時間があればつくり続けてしまうとゆう宮村さんには、またご来県いただきたいと思います。
その際には、また多くのご参加を心よりお待ちしております。

前日のベトナム料理教室に引き続き、日曜は、銅鍋料理教室を2つ。
昼は、スパイスカレー教室。夜は、ラム料理教室を開催しました。
先ずは、銅鍋と相性がとっても良いと言われるスパイスカレー教室から。

こちらは、エビカレーの模様。
近所のスーパーで大ぶりで新鮮なエビが買えました。

こちらが、銅鍋が向いているとゆうスパイスたち。
薄い材料を使っており、火を止めたら、すぐに熱の影響をスパイスが受けなくなるので、コントロールがし易いと、宮村さんがお話しされていました。

スパイスとエビの出汁を混ぜわせ、また煮込む。

ベトナムのお米といえばバスマティライス。
こちらも銅鍋で茹で上げます。大きく対流するとともに、吹きこぼれがし難い特徴もあります。鍋の際まで熱が通っているため、吹きこぼれの前に蒸発してしまいます。
バスマティライスは、茹で上げた後にざるの上で、冷まします。このときに、お米が立ち上がってくることも、このお米の特徴とのこと。

続いて付け合わせのキャベツの蒸し焼き。ターメリックで良い色の一品となります。

付け合わせのもう一品は、菜葉を炒めたもの。
銅の特徴として、野菜の色が綺麗に仕上がるとゆうことがあります。炒め物でも、茹でても、鮮やかに仕上がります。特に茄子の紫は、とての良い色となります。

こちらはパインのサラダのような、いくらでも食べられる一品。
次いで、パパドと言われる豆を粉にした薄揚げ煎餅。こちらも、銅鍋でさらりと上がります。

https://www.youtube.com/shorts/R_ED5BKDnNM

最後に、全てを盛り付けたら完成。
何種類ものを具、それぞれを味わったり。混ぜながら味わったりと、食べ方も自由です。
銅鍋を活かし切ったスパイスカレー料理教室。
また、次回も宮村さんに、新潟に来ていただきたいと思う時間でした。

4月8日土曜、新潟市石瀬でのベトナム料理教室の後は、新潟市のイベントへ。
中央区東中通1番町にあるBarBookBoxさんに会場をお借りしての「鎚起銅器の灯りとチェーをたのしむ春の夜」。

宮村さんのいろんな果物のチェーとBarBookBox店主の爽やかな風を運んでくれるJunさんのカクテルと。3時間ほどのイベントに沢山のお客様にご来場をいただきました。
銅器とベトナムを身近に感じれるイベントも、また企画したいと思いますので、その際は、また多くの方々にご来場いただけたら幸いです。

先日の、4月8日土曜、9日日曜。新潟市石瀬の家で開催した銅鍋を活かした料理教室のご報告。講師は、福岡よりお呼びしたミヤムの恋するcookingの宮村ゆかりさんです。
宮村さんには、九州での銅鍋づくり体験を取りまとめていただき、ランチの際にはいつも、mini銅鍋料理教室を開催していただいています。
食べても食べても食べ飽きない。そんなお料理を「新潟のみなさんにも感じて欲しい!」とゆうことで企画させていただきました。
先ずは、土曜に開催された「ベトナム料理教室」から。

出張の際には銅鍋を宮村さんに使っていただき、成長をさせてもらっています。

こちらは、ベトナムでフォーよりも身近に食べられているとゆうブン。
新潟市駅南に、新しくベトナム食材屋さんができたとゆう情報を得て、先ずは買い物に、宮村さん曰く、とっても充実した品揃えとのことでした。
そこで、仕入れた材料を仕込みます。

こちらは、ベトナム春巻きの模様。
参加者さん、それぞれに巻いていただきます。
この春巻きの皮はとても薄いですが、とても強い皮で、ぎゅーぎゅーと巻き込んでゆきます。

https://www.youtube.com/shorts/DxZcAtQ1L6Y

銅鍋は、鍋の中で大きく油が対流するので、揚げも一定になります。
そして、中もジューシーに。

こちらは、ベトナム食材屋さんで仕入れた青パパイヤ。

お次は、ガーリックフライを。
細かく刻んだニンニクを、銅のフライパンで揚げてゆきます。ベトナムでは常備材として身近なものらしく。日本でも既製でも販売されていますが、やはり手作りは香りが高く、香ばしいです。

こちらは、ブンの上にかける具材です。
もやしと牛肉をよく炒めて、炒め物では銅鍋は火の入りが早く、ざっと炒めることができます。

こちらは、ベトナムで代表的なスイーツであるチェー。
チェーはさまざまなバージョンがあり、千差万別なスイーツのようです。
今回は、沢山の果物とココナッツで。砕いた氷を最後にかけて、混ぜながら食べます。食感がさまざまにあり、楽しいスイーツで締めくくりとなりました。

新潟でも沢山の方々が、ベトナム料理に関心を持っていただき、ベトナム独自のあの香りなど、私も何かつくってみるきっかけとなりました。
次回は、フォーなど日本人の方々にも馴染みが深い料理教室も企画したいと思います。