日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

いつかの際につくらせていただいた、ポスト。
改めて、記事としてupさせていただきます。
新潟市松浜のアトリエニコ 羽ヶ崎さんに設計していただき、新潟県出雲崎町のojn handmade hut さんに木部を。

それぞれの皆さんにお宅に合わせて、木の種類なども合わせて製作させていただきます。
お気軽にお問い合わせください。

この度、能登震災の活動でご縁があり、被災された料理屋さんとボランティア活動を続ける方に向けて、大きな銅鍋をつくらせてもらいました。

料理屋さんには、口径50センチ×高さ15センチの天ぷら鍋。

支援活動には、口径25センチ×高さ25センチの寸胴鍋。

どちらも普段の作り方では時間がかかるので、今回はシンプルな作り方です。長細い銅板を切り出し、その端を溶接し、形を整える。

底を嵌めて溶接する。

鎚起銅器では、1週間ほどかかる鍋も、この作り方だと3日ほどで出来上がります。

鎚起銅器の世界に於いても、昔材料が少なかった時代のの湯沸では、これに近い作り方をしていたようです。
震災支援用の寸胴鍋は、スタッキングできるように。
取っ手も、持ちやすいように、真鍮の板で補強しました。

この度は、良い経験をさせてもらいました。
そして、この鍋がそれぞれの場所で活き活きと使っていただけることを願います。

時々、先達の作られたネット上で販売されている銅器作品を購入することがあります。
それをレスキューと呼んでいるわけですが、今回のレスキューは、千葉県で作品を作り続けられてきた作家さん。
このメモ書きが正しければ、82年前の作品となります。どんな歳月を過ごしてきたのか。

彫金も、今では技術が衰退しているところはありますが、この年代の彫金は、色絵としての見せ方が特徴と考えます。
東京方面では、まだこの色絵の仕上げ方が残っているかもしれませんが、どのように探せばいいのかもわからない状態。
ただ、このような技術があったとゆうことだけは、残してゆきたいと思います。

鎚起銅器とは、新潟県燕市に伝わる伝統工芸。
https://tsuiki-oohashi.com/

その技術を使い、30センチ程の平らな板を木槌でひたすらに叩き、銅鍋をつくる体験会を愛知県豊田市足助で開催させていただきます。

銅鍋の特徴は、軽くて熱伝導率が良く、火が満遍なく入ります。
天ぷら屋さんやおでん屋さんで銅鍋が使われているのも、一定に熱が伝わりやすい為。
海藻や野菜を茹でれば色鮮やかになり、ジャムや餡子を炊く際にも一定に混ざりやすく。
卵焼きやパンケーキを焼く際にも、ふわふわさ加減が違うと言われています。

参加者さんがお料理されている模様は、こちらのFBページを参考にご覧ください。
鎚起銅器てづくり銅鍋愛好会
https://www.facebook.com/groups/252134978298904
特に、型があるわけではないので、平たい鍋、深い鍋、四角い鍋、みなさんの発想次第で様々な形が生み出されます。
IHには使えませんが、オーブンに入れて使っていただくこともできます。愛知県

豊田市足助の趣ある古民家で、ご自身の手で鍋を生み出す喜び、その道具で料理をされる楽しみを感じていただけたら幸いです。
ご参加を心よりお待ちしております。

【日時】 9月16日(月曜祝日) 10時30分から16時
     (製作完了の方からお帰りになれます。)
【参加費】 24,000円(ランチお弁当付)
      ※キャンセルポリシー 2日前 30% 前日 50% 当日 100%
【持ち物】 特にありませんが、動きやすい格好でいらしゃってください。
【会場】 北小田の家(愛知県豊田市北小田町伯母平28)
【お問い合わせ・お申し込み】 090-8610-7017(大橋)
yasutaka@tsuiki-oohashi.com 

夏ですね。
暑い日々、石瀬の家鎚起銅器道場は、エアコンも完備とゆうことで、7月も突発!します。

また、8月の11日より16日まで、県外より連泊での鎚起銅器道場体験お申し込みもいただいております。県外の方も、県内の方もこの連休の機会に、鎚起銅器体験いかがでしょうか詳細は、こちらより。
https://tsuiki-oohashi.com/2024/03/03/5829/

さて、2024年初夏の銅器づくり体験は、7月28日日曜の10時から16時の間。そのコースによって時間も変わってきますので、みなさんの良きタイミングでご参加ください。

端材を活用する「豆皿づくり体験」を主軸として、小皿づくり、銅鍋づくり、真鍮のスプーンづくりなどなど。
各種銅器づくり体験を開催します。

22センチのミニフライパンもメニューイン。
もし、こんな銅器をつくってみたい!とゆうご要望があれば、応えられる範囲で製作いただけます。

数日かけての本格的な銅器づくりも、ご相談ください。
小さいカップなら1日で完成できるかもしれません。
こちらは1時間2,200円でご利用いただけます。
ご参加を心よりお待ちしております!
豆皿づくり 4,400円 60分〜90分
小皿づくり 4,400円 60分〜90分
小さい銅鍋づくり(20センチ) 12,100円 90分〜150分
大きな銅鍋づくり(30センチ) 16,500円 180分〜240分
ミニフライパンづくり(22センチ)17,600円 90分〜150分
銅や真鍮の端材計り売り 

昨年、新潟市西蒲区岩室に購入した「石瀬の家」も、駐車場が広くなりました。
石瀬の家の一角にある、鎚起銅器道場機能も本格的に稼働しております。
2024年初夏の銅器づくり体験は、6月30日日曜の10時から16時に開催。
そのコースによって時間も変わってきますので、みなさんの良きタイミングでご参加ください。

端材を活用する「豆皿づくり体験」を主軸として、小皿づくり、銅鍋づくり、真鍮のスプーンづくりなどなど。
各種銅器づくり体験を開催します。
今回から22センチのミニフライパンもメニューイン。
もし、「こんな銅器をつくってみたい!」とゆうご要望があれば、応えられる範囲で製作いただけます。
数日かけての本格的な銅器づくりも、ご相談ください。
小さいカップなら1日で完成できるかもしれません。
こちらは1時間2,200円でご利用いただけます。

ご参加を心よりお待ちしております。
豆皿づくり 4,400円 60分〜90分
小皿づくり 4,400円 60分〜90分
小さい銅鍋づくり(20センチ) 12,100円 90分〜150分
大きな銅鍋づくり(30センチ) 16,500円 180分〜240分
ミニフライパンづくり(22センチ)17,600円 90分〜150分
銅や真鍮の端材計り売り

6月9日日曜
三条ものづくり学校さんにて銅鍋づくり体験会。

6月15日土曜・16日日曜
「しばた寺びらき」長徳寺さんイベントにて展示販売。

6月21日〜30日まで大阪KOHOROさんにて
「コホロと新潟」グループ展参加
https://kohoro.jp/(大阪市中央区今橋)

6月30日日曜岐阜県養老 船戸クリニックさんにて銅鍋づくり体験https://www.funacli.jp/
こちら前後に銅鍋づくり体験を主催してくださる方募集中です。
お気軽にご相談ください。

2024年春
銅鍋づくり体験ツアー始まりました。
皮切りの滋賀を始めとし
福岡、南九州、宇治、奈良、加西、三田、高槻、岐阜と伺わせていただきます。

一枚の銅板から
ご自身で生み出す銅鍋と向き合う時間は
大きな音の中で普段に無い集中ができる
と仰っていただきます。

また
My銅鍋での料理は
日々の生活の豊かさを
実感させてくれるかとも思います。

まだ
残席ある会場もございますので
ご参加を心より楽しみにしております。

4月
29日月曜祝 糸島 https://www.facebook.com/share/p/EYY3LgXbXLCU8PCZ/
30日火曜 福岡  https://www.facebook.com/share/p/EYY3LgXbXLCU8PCZ/
5月
1日水曜  福岡  https://www.facebook.com/share/p/EYY3LgXbXLCU8PCZ/
2日木曜 南九州市 https://www.instagram.com/p/C6FhGSvPKoT/?hl=ja
6日月曜祝 京都宇治市
10日金曜 奈良 https://www.facebook.com/events/1176509703725232/
12日日曜 加西
13日月曜 三田 
14日火曜 高槻 https://www.facebook.com/events/411024918451543
19日日曜 岐阜 https://www.ibumaki.com/single

4月18日より1ヶ月間
山梨県甲府市で開催されるイベントに
参加させていただきます。
フジラワショップ
https://bunkanuma.jp/schedule/1113/

こちらは
『CULTIVATE BIBLE』を印刷製本してくれた
藤原印刷さん @fujiwara_printing の企画で
鎚起銅器と共に
書籍も実際に手に取っていただけます。

藤原印刷さんはこの紹介にあるように
「本を作りたい!」と思った小さいチームにも
寄り添ってくれます。
そのお陰で
『俗物』に始まり
『CULTIVATE BIBLE』も素晴らしいものになりました。
この安心感と満足感は
私たちの声に応えてくれようとする熱量だな
と思います。

藤原印刷さん紹介文
「戦後ひとりの女性タイピストがはじめた印刷会社。誰もやったことがない仕様にチャレンジし続けることで印刷の駆け込み寺として全国から問い合わせを集める。個人やスモールチームが個性を宿した本づくり「クラフトプレス」を打ち出し、今日もどこかでつくる喜びをつくっている。」

現地で実際に味わっていただけたら幸いです。

日時 2024年4月18日~5月18日の木~土
   13:00-19:00
料金 入場無料・予約不要
場所 文化沼
〒400-0032 山梨県甲府市中央1-7-14パリスビル2F
問い合わせ 文化沼

2024年4月4日の本日は、二十四節気の晴明。
山川草木、全ての生き物が生き生きと輝くような季節となりますが、そんなタイミングで、本が発売となりました。
『CULTIVATE BIBLE』正義と微笑と60人のカルチベイト考
太宰治の「正義の微笑」のカルチベートから名前をいただき、株式会社カルチベイトを創立したのが2年前。
また、鎚起銅器の本「俗物」の名前も、「正義と微笑」に出てくる言葉としてタイトルにさせてもらい、贅を尽くして本をつくりあげました。
この度は、カルチベイトを題材に、60名のみなさんに「あなたにとってのカルチベイトとは?」と問いかけさせていただき、800文字から1500文字の文章をよせていただき、聖書サイズの上製本として形にしました。
バイブルとは、長年にわたり、何度も読み返してもらえるようにとの願いを込めて。60名それぞれの視点が、興味深くカルチベイトを浮かび上がらせてくれます。

普段は鎚起銅器製作を生業としていますが、本づくりにも通ずるところがあります。一般の出版社でないだけに、鎚起銅器の会社としての通ずる想いを、この「CULTIVETE BIBLE」でも感じていただけると思います。
詳細は、こちらのインスタグラムをご覧ください
5月4日までは、送料無料で発送させていただきます。この本が津々浦々のみなさんに届くことを願います。

『CULTIVATE BIBLE』
正義と微笑と60人のカルチベイト考
価格:4,400円(税込)
仕様:B6縦変形・上製本・378ページ
発売: 2024年4月4日
発行:大橋保隆 
編集:田中辰幸 
   佐藤裕美
造本デザイン:髙橋徹 
本文デザイン:會田大輝
似顔絵:あんも 

日記日付:熊木英仁
印刷:藤原印刷株式会社 

60人のカルチベイト考
赤木明登 「もういちど能登を耕す」
阿部ふく子「観念の鍬」
荒木優太「遊牧民の歴史」
石川初 「私にとってのカルチベイト」
井上経久「カルチベイトについて」
岩浪陸 「カルチベイトされた自己とは」
内沼晋太郎 「本の循環」
宇野友恵 「アイドルという前提」
江口広哲 「外に身を置く」
エフスタイル「耕されたその先に」
江部拓弥「背中合わせのブルー」
遠藤麻理「肥沃な土壌にミミズはいます」
大倉宏 「耕すことと耕さないこと」
大竹啓五 「宿を耕す」
大橋保隆 「エゴイストが砂金をつかむとき」
小倉ヒラク 「文化を培養する」
小笹教恵 「いくつもの扉」
華雪 「ことばでかたちづくられる〈わたし〉」
金森穣 「皮膚、そして客体のカルチベート」
唐澤頼充 「社会を耕すということ」
川原伸晃 「耕すのは「正しい」のか?」
岸本達也「私のカルチベイト」
木村衣有子 「桃と女友達」
鞍田崇 『「取って読め」的な』
くろかわ美樹 「ほぐされた世界を見るために」
コイズミアヤ 「私を重ねる土地」
合田大智 「あなたがいて私がいる」
齋藤正行 「老成せざる愚かさこそ」
迫一成 「日常を楽しもう」
佐藤靖久 「オーソプラクシーの庭」
佐藤雄一「適当にこなしてきた」
左藤玲朗 「一度も耕したことがない」
塩原典子 「敬い、感謝し、礼をすること」
塩原悠一郎 「畑から海、そして自分へ」
白鳥みのり 「我が家」
菅井悟郎 「自分に還る」
菅野康晴 「たんぽぽの種」
菅原武男「酒場が好きな人だけが知っているいくつかのこと」
鈴木誉也 「文化耕作」
高木崇雄「勇気を支えるもの」
髙橋徹 「父と馬小屋の彼とキン肉マン」
辻山良雄「真の〈金〉とは」
富井貴志 「三人の子供たちへ」
豊島淳子 「知らないを知る」
長友心平 「耕す人」
中村潤爾 「関係性をカルチベイトする」
長谷川祐輔 「予め定まらないもの」
早坂大輔 「子どもは人類の父である」
深海寛子 「土の中から」
藤本和剛 「本分への冒険」
藤本智士 「小林一三の再耕」
船久保栄彦 「スタートライン」
細貝太伊朗 「家鴨の雛」
堀部篤史 「本の詰まった段ボールよりも、もっともっと重いもの」
宮崎清也 「私がご説明いたします」
モリテツヤ 「耕起という情熱、不耕起という祈り」
矢部佳宏 「わたしにとってのカルチベート」
山倉あゆみ 「あの子は頭が悪いから」
横田文男「モンゴル草原とカルチベイト」
吉田翔 「耕す情」
綿野恵太「批評的なごみ掃除に向かって」