金は安定であり永遠の象徴
この6月25日土曜、26日日曜に新潟県新発田市でかいさいされる、「しばた 寺 びらき」の一環としてのイベント、長徳寺さんで開催される「そうだ 長徳寺 いこう。」に参加させていただきますが、その際に新展開のリリースをさせていただきます。
鎚起銅器と言いますと、着色もひとつの特徴があります。着色と言っても色を塗るわけではなく、表面を綺麗にし、混合液で煮込むことで安定した錆を出すといったイメージです。
私のつくる商品の場合は、月色という錫を焼き付けた銀色っぽいものと、土色いう銅そのままの色の2色が大別としてあります。
「その着色をしなくても、鎚起銅器は鎚起銅器ではないか?」ただ、素のままでだすのは、指紋がつきやすく美しくなるまでには何十年もかかってしまうと感じますので、地元の企業さんにお願いし、今回金メッキを施してみました。
なかなか写真ではお伝えしづらいところがあるのですが、金はとても安定した金属で、しゃぶしゃぶ鍋にも使われますが、金からは食材に影響を与えにくい、ほぼ与えないといってもいいかもしれませんが、その金の鍋でしゃぶしゃぶをすることで繊細な香りが保たれると言われています。
仏像の表面に金メッキが施されるのも、永遠を象徴しているからこそだと思います。
また、宇宙ロケットの部品の一部に金メッキが使われたりと安定性を求める場所ではとても活躍する金。
今回は、長徳寺さんとゆう空間で、この今までの着色をしない金メッキの豆皿などをお届けします。
心落ち着く場所で、金の魅力にも触れていただけたら幸いです。