日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

カテゴリー〈 銅鍋づくり体験 〉

昨日、6月21日月曜の新潟日報の夕刊 おとなプラスに、銅鍋づくり体験の記事を掲載していただきました。
記者さんとカメラマンさんともに、1日の銅鍋づくりを体験していただき、銅鍋づくりに参加していただいた動機から、鎚起銅器のこと、当日の体験の流れ。
そして、その後の料理のことは、シェフ自らが銅鍋を製作し日々使われている、新潟市東中通1番町のティオペペさんに取材に行ってくださったりと、3面にわたり幅広くお伝えしてくださっています。
取材をいただいた伊藤亜弥さんの「作ることと使うこと。二つを自分の手でつなぐと、暮らしの実感が濃くなる。」とゆう表現が心に沁み入りました。
カメラマンの内藤雅子さんも銅鍋を叩きながらも、参加者さんの真剣な姿を撮影していただき記念に残る体験会となりました。

また、昨日は夏至。
それに合わせて、いつもデザインを担当してくれているツムジグラフィカ高橋トオルさんが、銅鍋づくり体験の雰囲気を感じてもらえる3分ほどの動画を編集してくれました。
また、日本各地に伺い鎚起銅器の魅力を多くの方に感じてもらえるように、今できることで準備を整えておきます。

人間らしい生活の道具としてご自身で生み出す銅鍋。
主催していただく際の詳しくは、以下blogをご覧いただけたら、幸いです。
日本各地へ伺いますので、ご縁があることを心よりお待ちしております。
銅鍋づくり体験の模様
https://tsuiki-oohashi.com/2019/07/11/3122/
銅鍋づくり体験について
https://tsuiki-oohashi.com/2019/01/13/2361/

ここ最近、ネットの古道具屋さんなどで手に入れた銅器達。
ひとつは古巣の玉川堂の4代目以前のものでしょうか。
彫金が冴え渡り、また水差し本体の製作も素晴らしいもの。

もうひとつは、どこのものかわかりませんが、小ぶりの形の良い、戦後どれくらいに作られた湯沸でしょうか。
本体のつくりは材料の少ない時代につくられたと感じるものでありますが、模様を彫り込む彫金の技が、流石に卓越しています。

最後の一つは、燕市内の銅器屋さんの作。
今は廃業されている近くの銅器屋さんもので、今主流となっているへら絞りとゆう重要で高度な技術が導入されたあとに、より良き形を追求したであろう痕跡が見て取れる湯沸。

よいものを沢山観ると決めて、職人に成り立ての頃は東京上野の国立博物館に足繁く通っていましたが、今は過去につくられた職人さんの技を手に取りながら拝見することができるようになりました。
それぞれの時代での職人のみなさんが込めた技術は、必ず語りかけてくれます。
どこをどう考え、どう製作したのか。
いつかそれを文章としても纏めたいと考えています。
その為にも、まだまだ実際に自分でも手を動かし経験を重ねるときとして、励みます。