工房改装 Part6
2019.09.16
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大きな什器も全て入り、これからは場を整えてゆく小道具の製作を進めてゆきます。普段の仕事の中では、銅鍋の取っ手を真鍮で作ったり、表札の製作には板金技術を使ったりと、鎚起銅器の技術以外の技術も複合的に使います。
そんな技術を活かしながら、吊り戸棚の取っ手や、ガスレンジの囲いなどを作ってみました。
先ずは、吊り戸棚の取っ手を二種類。
普段は、銅鍋の取っ手を作る要領で、丸めのものと、四角めのものとを製作しました。
空色の丸い取っ手は、以前作ったコンチョを利用。
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続いて、S字フックと、C字フックを。
これらのフックは、鎚起銅器の銅鍋づくり体験の際に連れて行って、一緒に販売したいと思っています。
ご自身が生み出した銅鍋を愛でれるように。
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こちらは、壁に取り付けるタイプのフック。
作業台が出来上がり、コンロも据え付けられた為、必要なものやアイディアも広がります。
ガスレンジ周りの油跳ねを防ぐガードも、銅板を曲げて作ってみます。こちらは、表札の奥行きを出すために縁を曲げる工程の応用です。
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最後は、フランスの蚤の市で買い求めたドアノブの取り付け。
羽ヶ崎さんが持っていた、小さなウォールナットの木片と、私が切り出した銅板を組み合わせ、地としました。
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10月3日木曜〜6日日曜にかけて燕三条で開催される、工場の祭典に合わせ、生活手仕事研究室もご覧いただけるようにしたいと思います。
そして、まだmだ小道具制作は、仕事の合間に進めてゆきますので、またご報告させていただきます。