工房改装 Part5
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徐々に形になって来ている事務所を
「手仕事研究室」と名前をつけたいと思います。
ここでは、ギャラリースペースとして
私が普段つくっているものを実際に見ていただいたり
鍋やフライパンなどを実際に使っていただく場としても
活用してゆきたいと思っています。
今回は、その中心となる作業台と本棚の製作です。
作業台は、新潟市松浜の建築士 アトリエnico 羽ヶ崎章さんの設計で、フレームを新潟港近くの造船所の方から。木材の部分をワダヨシヒトさんから作っていただき、設営にもきていただきました。
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天板は、食器棚と同じで、楢の木を使い、堅木の重厚さと、木の持つ温かみを感じる、大きな作業台。
ここでの料理が楽しみで、想像が膨らみます。
大きなテーブルの上では、大きく広げられ、想像力も大きくなるように感じます。
作業台の前面には、棚も作ってもらい、収納スペースも広くなりました。
そして、私の好きな本や資料を並べるための本棚づくり。
こちらも、羽ヶ崎さんが設計してくれ、ボルトを使い上から吊るす棚となりました。
ボルトは、保養活動でも一緒している、新潟市河渡のバイク屋 CORE CRAWの中島志門さんに依頼。
本棚に合わせて金具の溶接も、手早く仕上げてくれました。
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DIY的に、ホームセンターで合板を4等分にしてもらい、穴を開けて組み立てへ。
こちらも大容量で、資料や私の好きな本を並べながら、新しいことを考えられる環境が整いました。
そして、合板と金具の関係性から、たわみが気になるため金具製作を。
真鍮の丸棒を加工し、ブックスタンドを兼ねながら上下の合板を繋ぎ合わせます。
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大きな什器も全て入り、ここからは小さな部分を整えてゆきます。
普段の鎚起銅器の仕事で培った技術を活かし、小道具製作に入ります。