銅鍋づくり体験 in新潟
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いつもお世話になっているヒメミズキさんのお誘いで
新潟市内の素敵な御宅に寄せていただき
仲間内での銅鍋づくり体験会を開催させていただきました。
大きな窓から差す光に包まれながら
ぬくもりのある板の間に絨毯をひかせてもらいながらの
とても心地よい銅鍋づくり体験会。
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ヒメミズキ 店主の小笹さんは、私のつくった銅鍋を普段から使ってくださっており、その実感の中から、鎚起銅器を普段から伝えてくれています。
ご友人のみなさんとの銅鍋づくり、私は乳母のような役割として、基本的なことや時々アドバイスをさせてもらいますが、手を出さずにじっと見守るのが大切と思っています。
ご自身の手で生み出すからこそ、想像を膨らませ、いろいろと試してみながら、そして、長時間叩き続けた末の達成感が感じられるだろうなと。
お昼には、新潟市ピア万代にあるピアットジョルニさんの、美味しいお弁当をいただきながら。
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銅鍋は、その用途によって形も変わってきます。
揚げる、煮込む、茹でる、焼く、冷やす、オーブンに入れて使うこともできます。
そして、最初に自分がつくりたいと思っていた形とは、違う形がでてくるのも、ご自身で叩き、体験された中から生まれた形。
私は、その形を大切にしたいなと思っています。
形が出来上がったとには、仕上げに真鍮の取っ手をつけさせてもらい。みなさんそれぞれのお好きな刻印を、ご自身で打っていただいたら完成。
一生物の銅鍋の出来上がりです。
今回も、みなさん、全身を使いながら、一生懸命に叩いていただき、無事に4つの銅鍋が生まれでました。
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製作のあとの、ほっと一息。
家っていいものですね。と染み染みと感じるひととき。
このような機会を作ってくださったみなさん。心より、ありがとうございました。
銅鍋の成長を心より楽しみにしております。
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追伸
その晩早速に、みなさんで銅鍋をお使い頂いた様子を、送っていただきました。
銅鍋は卵料理に向いていて、ふわふわと焼けます。
野菜は色がよく茹で上がります。
卓上でも、銅鍋はそのままお出しできたり、カセットコンロでも様子がよいもの。
銅鍋の特徴を、たっぷりと実感していただけて幸いです。
写真を撮ってくださった、勉さんにも心より感謝致します。
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