日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

銅鍋のその後、いかがですか?

2019.05.20

お陰様で各地で開催させてもらっている、銅鍋づくり体験会。
多くの方に参加していただき、一生物の銅鍋をご自身で生み出す時間を
楽しんでいただけているようで、私も嬉しく思います。
銅鍋づくりは、どなたでもご参加いただけます。
そして、ご自身で生み出す道具が一番よいのだと感じます。
勿論、こんな形が良いとゆうことでのご注文も、職人としてしっかりと承りますので、いつでもご相談ください。

そして、参加してくださったみなさん、その後の銅鍋いかがですか?
銅鍋は、軽くて火の通りも早く、使いやすい道具と思いますが
なにかのきっかけで、使えてない状況になっていないでしょうか?
一生物の銅鍋を生み出していただいたからには、是非、ご活用いただけるように、何か気になる点があれば、お気軽にご相談ください。

昔は、銅の錆である緑青に毒性があると言われていた期間があり、無毒と証明された今でも、その名残はあるようです。
緑青が出たら、コインや割り箸などで擦ってあげると、取れますので、そのままお使いください。
緑青が出る原因は、酸気がある酢や醤油、汚れが付いたまま放置しておきますとでます。
ですので、使ってあげるのが一番のお手入れ方法になります。

また、焦げ付いた場合などは、重曹を水に溶かし、1日〜3日位漬け込んで置くと剥がれて来ますので、試してみてください。
他、気になる点は、本当にお気軽にご連絡ください。

372名の方に参加していただいている、Facebookページの鎚起銅器てづくり銅鍋愛好会では、参加者さんのその後の料理をupしていただいています。ご参考にしていただけたら幸いです。
また、ご参加のみなさんには、 upしていただけると、私の銅鍋づくりを広めるエネルギーになりますので、こちらも是非とも。

一番てき面に銅の良さがでるのは、卵などの料理。
出汁巻卵も、他の素材のフライパンで焼くものとは断面の厚みの違いで、ふわふわ加減がわかります。

パンケーキなども、ふっくらと。

オーブンに入れての料理も。
パンは、外はカリッと中はモチっと仕上がります。

群馬県前橋市の、La cuina AVANTIの料理家 山下春美さんにも、銅鍋でパンづくり教室も開催していただきました。

こちらのオーブン料理は、福岡県にいつも銅鍋づくり体験で呼んでいただく際、主催してくださる。ミヤムの恋するcooking 料理家の宮村ゆかりさん。
今回の福岡では、ご自身のオーブンに合わせての銅鍋づくり。そして、オーブン料理を様々に展開していただき、また銅鍋オーブン料理教室で、新潟にお招きしたいと思います。

そして、料理だけではなく。アーユルヴェーダのオイルづくりにも。茜の色が鮮やかに出てくるようです。

胴は、軽くて持ち運びもしやすいので、野外料理にも適しています。
山登りに持ってゆき、山頂で料理をされるとゆう方もおられました。

銅鍋は、熱の伝導率がよいので、あっためるだけではなく、冷たくする料理も。
冷蔵庫に銅鍋を入れ、キンキンに冷やして、コールドストーン。

他にも、海藻や野菜を茹でると、色が鮮やかになったり。
ジャムやあんこを作るのにも、熱が均一に入たっり。
餃子も旨味が出てきたりと、様々な場面で活躍してくれます。

最近は、IHのお宅も増えていることと思いますが、火の通りの早い銅鍋は、カセットコンロでも、ご活用いただけます。
炎の熱での旨味を、銅器と共に感じていただけたら幸いです。

銅鍋づくり体験では、蓋をご持参いただき、それに合わせて作られたり、注ぎ口をつけられたりと、発想は自由。その自由な中でのご自身の想像力を育む場になればと思っております。
私自身、ご参加の皆さんのお手伝いが更に上手にできるよう、精進いたします。

銅鍋づくり体験も、福岡、広島、群馬、岡山、東京、福島、愛媛、愛知、香川、山梨、兵庫と各県を巡らせていただいております。
大きな音が出せる環境で、道具の搬入がしやすい場所でしたら、軽バンに道具を一式積んで伺いますので、ご相談ください。

これからも、各地でご自身で生み出された道具を身近に感じていただけるよう、鎚起銅器を知っていただけるように、活動を続けて参ります。