日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

カテゴリー〈 展示会・イベント 〉

「鎚起銅器のお弁当箱が作りたい。」と
Ojn Handmade Hut ワダさんにお声がけいただいたのが数ヶ月前。
果たして向いているのかどうかと、試作をお渡しし、日々のお弁当に実際につかっていただきました。
「食材を詰めた時の冷え方が良い。」とのことで、この度、実用品として製品化致します。

お弁当以外にも、お酒のお供のおつまみを冷蔵庫で冷やしておくにも良いかと思います。私は、そちらのタイプでどんなおつまみとお酒を楽しもうかと想像が膨らみます。

こちらのお弁当箱、神代欅とブラックウォルナットの二種類の蓋で、重ねることもできます。
ワダヨシヒトさんの直接販売のみの取り扱いとなっておりますので、何かの機会にワダさんの展示会で触れていただけたら幸です。
今回のお弁当箱は、来週10月15日金曜日から始まる新潟市内の展示会に向けて制作させていただきました。こちらも足を運んでいただき、ワダさんのお話を聞きながら、手に触れていただけたら幸いに思います。

===============
「シュガーコートプラスで会いましょう」
Ojn Handmade Hut ワダヨシヒトの木の生活道具展示会。
週末はタガヤス堂さんのドーナツ販売、ニカラさんの本の販売会を開催いたします。
日時
10/15(金)〜18(月) 11:00-17:00
15金-ロクガツナノカさんのおまかせパンセット販売
16土、17日-タガヤス堂さんのドーナツ出店、ニカラさんの本出店
会場
Sugar COAT plus(シュガーコートプラス)
新潟市中央区西堀通3番町259-48 Sビル401号室
紅茶と焼き菓子のお店シュガーコートさんより徒歩1分
※駐車場はございません。近隣のコインパーキング等をご利用ください。

10月1日金曜より31日日曜まで、GINZA SIX 6階 銀座蔦屋書店様にて展示会を開催中です。
今回のテーマは、「あたたかな金属」。
鎚起銅器に於いて、最初の材料は長方形の板からで、どんな器にもなれる可能性を持っています。そこから運命を決めるように丸や楕円に切り出し、火にかけて焼き鈍しをし、金鎚や木槌で打ち起こしてゆきます。
その工程の中で、どんなあたたかさが込められるのか。
是非、手に取っていただき、感じていただけたら幸いです。

今回は、湯沸や鍋など昔ながらの銅器の特徴を活かした道具から、盆や豆皿など身近に感じていただける銅器。水差しや真鍮スプーン、カップなど100点程の銅器を展示していただいております。

そして、今回は「薬味入れ」を新作としてつくらせてもらいました。
胴体部分は群馬県のはるな陶芸工房 川嶋理良さんに依頼し、しっかりとした土台をつくっていただいただけに、蓋部分の製作は様々な形をつくることができました。

未だ、明けない世の中ですが、生活を楽しむひとつの道具として、鎚起銅器に触れていただけたら幸いです。

会期 2021年10月01日(金) – 2021年10月31日(日)
時間 当店Webサイトをご確認ください。
場所 文具売場主催 銀座 蔦屋書店
問い合わせ先 03-3575-7755

毎年参加させていただいております
東京神宮前 shizenさんにて開催される「ひやおろし展」
日本酒の秋を感じさせるひやおろしを楽しんでいただけるように、製作を進めております。

盆やオーバル盆は、冷蔵庫で冷やしてお刺身などを盛り付けたり。
カップはお水やお茶をいただくチェイサーの入れ物として。
自分自身の日々の使い勝手の中から、今回に向けてより良きものを形にしたいと考えています。

ひやおろし展
2021年9月22日水曜〜27日月曜まで
12時〜19時(最終日17時まで)
詳細は、うつわshizenさんのblogをご覧ください。
https://shizenshop.exblog.jp

【展示会のお知らせ】
明後日7月20日より
福岡での「グラノーラのある食卓展」に、オーバルの盆や丸盆にて参加させていただきます。
佐賀の李荘窯 寺内信二さんよりお声がけいただき、福岡のみなさんに触れていただく機会をいただきました。
生活に身近な器として、実感していただけたら幸いです。
開催期間 20日火曜〜31日土曜(26日休店)
時間 11時から18時
会場 台所 ようは
主催 Yuko’s Dish

この3日土曜より、新潟市古町通2丁目のヒメミズキさんにてのグループ転移参加させていただきます。
この度は、水差しに彫金を施すことや、オーバルな盆、鍋として使えるワインクーラー。また、キャンプや山登りに持っていったいただけたらと思いながらつくった片手パンなど。
この夏を楽しんでいただけたら幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

==============
小暑のうつわ 
2020.7.3(土)〜7.11(日)
Open 11:00-18:00 
6日(火)休み
7/3(土)の13時までは
ご予約の方のみ
それ以降はご予約不要です。
オンラインショップは
7/6(火)
18:00〜

参加作家
・伊藤亜木 (ガラス)
・岩田智子 (陶器)
・大橋保隆 (鎚起銅器)
・竹本ゆき子(陶器)
・角掛政志 (陶器)

この度、群馬の陶芸家 はるな陶芸工房 りらさんの依頼を受けて、急須の真鍮の取っ手をつくらせていただきました。
この急須は、3月1日から7日まで開催される。手紙社さんのオンラインフェステイバル 紙博&陶博に向けての製作。
私も陶器の取っ手を作らせてもらうのは初めてのことで、試作や話し合いを重ね、新しい世界を感じる製作となりました。

銅器では、取っ手にバネを効かせて、倒れないようにしたい。とゆう基本がありますが、それでは、陶器には擦れが出てしまう。
また、仕舞うときには取っ手が寝ていた方がよい。
などなど、銅器では当然としていたようなことが、陶器では通じない世界。
やりとりを重ねる中で、陶器の性質や使い勝手なども聞けて、私の世界も広がりました。

昨年に二人展を行い、普段のやりとりも通して、信頼できる作家さんだからできる共作。
是非、こちらの陶博のりらさんのページもご覧いただけたら幸いです。
りらさんの陶器は、触れてみることで、その使い勝手を深く考えてくれていると感じられる器。
そして、生活の中に取り込むことで、楽しさを添えてくれる器だと感じます。
より多くの方に触れていただけたら幸いです。


この10月16日金曜から18日日曜まで、新潟市松浜 アトリエ ニコさんにて開催させていただいた、大橋保隆と川嶋理良の二人展「Touki to Douki」の後編になります。

中編でお伝えした共作の他にも、生活の身近に置いていただけたら、そして楽しいひと時のお供になればとゆう食器がたくさん並びました。

鎚起銅器をデザインしてくれた、箸置きやブローチも。

私も、昨年の工房階層の際に製作し、製品化した真鍮の金具も展示。
一枚の銅板を叩き上げて形にする器ではないのですが、鎚起銅器を製作する中で育まれた技術を使ってのプロダクト。
部屋のどこかにそっと、取り付けていただけたら嬉しく思います。

羽ヶ崎家で毎日愛用してくださっている、コーヒーポットもこの三日間は出動、香り高いコーヒーを沢山の方が楽しんでくださいました。このように、鎚起銅器が実際に使われている模様に触れていただることも、嬉しい時間です。

庭には、りらさん作のロバも。
りらさんは、このような動物シリーズも製作されていて、ほっこりとするようなアイテムも。

このような形での二人展は初めてのこと。
大橋保隆と川嶋理良。お互いが日々ものをつくる中で感じたことを、言葉にしやりとりを重ねる中での発見が、形になったと思います。
私たちが製作した器もそうですが、訪れていただいた空間に満ちる雰囲気も、羽ヶ崎家のみなさんの日々の営みが染み込んでいる場所だからこそだなと感じる三日間でした。

訪れてくださった皆さん。
遠くから応援くださった皆さん。
気持ちを向けてくださった皆さん。
様々なみなさんのお力をいただき、秋晴れの中、展示会を終えることができました。
今回いただいたことを糧に、また、数年たち成長した姿でお会い出来るように、日々の製作に励んでまいります。

この会期に向けて、製作した共作の数々。

後編では、三日間の会場の模様をお届けしたいと思います。

10月16日金曜から18日日曜まで、新潟市北区アトリエニコさんで開催させていただきました。大橋保隆 川嶋理良二人展「Touki to Douki」は、134名のみなさんにご来場いただき、盛況のうちに幕を閉じることができました。
ご来場をいただいたみなさん、ご関心を向けくださったみんさん、また会場を快く提供してくださり、三日間をあたたかくサポートしてくださった羽ヶ崎家には心より感謝します。
今回のTouki to Doukiの始まりは、先年、私の工房に併設されている生活手仕事研究所の改装の際に、建築士である羽ヶ崎さんが協力してくださり、その際に生まれた真鍮の金具をいつか展示したいと話しており。
そして、群馬県高崎市はるなの陶芸家 川嶋りらさん(以後、りらさん)にお会いし、ものづくりについての話が深まる中で、アトリエニコさんの会場に器がぴったりだなと私が感じたことが始まりでした。

アトリエニコさんは建築事務所であり、水曜木曜金曜はカフェとして営業されて、ご自身たちで作り上げた空間をお客様に感じてもらっています。
その中に、りらさんの器を提供しお菓子を出していただいたりと、その溶け込み具合を会期前からお客様に提供させてもらいました。

りらさんの生活を楽しんでもらえる器と共に。
この展示会に向けての目玉は、香炉やお重、キャニスターの共作。
りらさんが本体をつくり、私が蓋をつくるとゆう役割分担。思う存分に陶器をつくってもらい、それを受け取った私が蓋の形を考えてとゆう流れで、まずはひとつ目の香炉が出来上がりました。

普段の製作でも、私は蓋物を製作することはありますが、陶器との擦り合わせは初めて。土物の柔軟さにどう擦り合わせたらいいかを深く学ぶ機会。
もう少し、もう少しと鑢をかける。そのもう少しがどこまで続くのかと。なかなか思ったところに落ち着かない擦り合わせ。
しかし、その擦り合わせの中から、ぴったりと収まる点をみつける楽しさ。
このように共作は進んでゆきます。
後編に続く。

毎年、10月の第1週に開催される工場の祭典
新型コロナウィルス感染症の影響で、いつもの開催は中止となり。今年は、1ヶ月の動画配信となっているとのことです。
工場の祭典の期間に合わせて、私もツバメコーヒー の店主田中さんと様々に企画を積み重ねて来ました。その集大成が今制作を進めている「俗物」とゆう「ものづくり」「ライフスタイル」「欲望」を三本柱にした本の出版。
世の中としては、まだまだ混沌としていますが、こんな時だからこそ、毎年のことを続けてゆこうとゆうことで、今年もトークイベントを開催させていただきました。
毎年、とゆうことで。
いつも工場の祭典に足を運んでくださり、田中さんと私を見守ってくれている 哲学者の鞍田崇さんに、ディスカッションの場に向けて「インティマシー2020 -「弱さの工芸」と「俗物」―」とゆう題名で、話題提供をしていただきました。
また、鞍田さんとともに、今回の本にも執筆をしてくださっている、木工作家の三谷龍二さんもゲストとしてお迎えしました。三谷さんも、松本のご自身のお店10cmさんにて「弱さの工芸」と題して展示会を開催しておられ、鞍田さんの話題提供の後には、三谷さん、田中さんとの鼎談。
そんな模様が、2時間30分に私、以下の動画サイトからご覧いただけます。https://www.youtube.com/watch?v=xzYLyG0cm5Y&feature
10月11日までの限定公開になりますので、是非、この機会にご覧いただけたらと思います。

ものづくりと言葉。
それぞれの世界を行ったり来たりしながら。
咀嚼して
また咀嚼して。
そして、滲み出てくるものを感じるには、直ぐなにかとゆう訳ではない
ですが
この現場で感じたことを、噛み締めて日々の仕事を進めてゆきたいと思います。

また、このタイミングで、三谷龍二さんがデザインしてくださり、私が製作した湯沸の動画を、新潟市のデザイナー ツムジグラフィカ 高橋トオル氏が制作してれました。
デザインと銅の素材の擦り合わせをして形になった湯沸。このような道程でつくり、お届けに行く際の動画です。
湯沸づくりその1https://tsuiki-oohashi.com/2020/04/26/3926/
湯沸づくり その2https://tsuiki-oohashi.com/2020/04/27/3960/

こちらは、3分ほどの動画となっておりますので、合わせてご覧いただけたら幸いに思います。
https://www.youtube.com/watch?v=VAR6G0CtGyI
こちらも、すぐに形になるとゆうわけではないもの。すぐに形になるわけではないものの中に、人は何を感じるのでしょうか。
そして、今日も銅板を叩きたいと思います。