岩室の家(仮)庭いじり 第2章
雪が降り始めた新潟平野。
晴れ間を見つけて岩室の家(仮)の庭いじりの第2回目を開催しました。
といっても、いつものおっちゃん2人だのですが、今回も実践編の中で、身体を動かし、実際に土や草木に触れてみることで感じいることができました。
まずは、前回施したものがどんな風になっているのか、ちょうど雪が降り、溶けて水になってくれたので、水の流れがよくわかります。
水路が見つかり、以前、池と思しき場所に水が溜まっていたり、水の溜まりやすい場所を発見できました。
この石も、水が落ちる場所に置くだけで、地面が守られる。前に住んでいた方の優しさを感じる一場面です。
ぐるりと家の周辺を周り、今日の施工はこの場所。
前庭の駐車場へと続く水路の出口に水が溜まっていたので、この水路を深堀して空気と水の通り道をつくってあげました。
まずは、一番出口を掘り、中間地点にひとつ、上流にもうひとつと3つの穴を。
二つ目の穴を開けた際に、地中に溜まっている水が出てくる場面が上手に撮れたので、こちらは動画で。
地表にも水はありますが、それが流れ込んでいるのではなく。地中の穴の側面から水が湧き出しています。これだけ肌理細やかな地中があるのだなと、水の湧き出す姿見て感じました。
穴を開けた場所には、剪定した枝を差し込み、穴が塞がらないようにしておきます。
この枝の差し込みも面白く。その人なりの楽しみが形になって表れます。ここにはデザイン性が生きてくるんですねとおっちゃん二人で話しながら、楽しく作業は進みます。
三つ目の穴も掘り、溝で穴と穴を繋げ、また枝の差し込みを。
本日の施工は、ここまで。
これから雪が多くなるシーズン。
それまでにここまでできれば、来年の春がどんな風になっているか楽しみです。
即席には変わらない自然の摂理。
じっくりと向き合いながら、岩室の家(仮)道中環境の改善を進めてゆきます。
このように、家の外からの古民家再生をできるのも、アトリエnico 建築士の羽ヶ崎章さんが、全体を見通す目を持ってくれているからこそ。
ありがたいことです。
来春からも、様々なDIYにチャレンジしてみますので、何かのイベントの際には、岩室の家(仮)に足を運んでいただけたら幸いです。
庭木の剪定をしていたら出てきた蛙の置物。
この庭の守護神として、見守ってもらいたいと思います。