日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

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秋も深まってきてほしい、今日この頃。
きっと10月の終わりには、石瀬の家付近も紅葉がちょうど良い季節になっているのではないか、と思います。
そんな紅葉の美しい季節に、銅器づくり体験などいかがでしょうか。
終わった後に、弥彦の紅葉を愛でたり、岩室の温泉に入るなど、プランもいろいろ。

2024年秋の銅器づくり体験は、10月26日土曜の10時から16時の間。
そのコースによって時間も変わってきますので、みなさんの良きタイミングでご参加ください!端材を活用する「豆皿づくり体験」を主軸として、小皿づくり、銅鍋づくり、真鍮のスプーンづくりなどなど。
各種銅器づくり体験を開催します。
もし、こんな銅器をつくってみたい!とゆうご要望があれば、応えられる範囲で製作いただけます。
数日かけての本格的な銅器づくりも、ご相談ください。
小さいカップなら1日で完成できるかもしれません。
こちらは1時間2,200円でご利用いただけます。
ご参加を心よりお待ちしております!
豆皿づくり 4,400円 60分〜90分
小皿づくり 4,400円 60分〜90分
小さい銅鍋づくり(20センチ) 12,100円 90分〜150分
大きな銅鍋づくり(30センチ) 16,500円 180分〜240分
ミニフライパンづくり(22センチ)17,600円 90分〜150分

いつかの際につくらせていただいた、ポスト。
改めて、記事としてupさせていただきます。
新潟市松浜のアトリエニコ 羽ヶ崎さんに設計していただき、新潟県出雲崎町のojn handmade hut さんに木部を。

それぞれの皆さんにお宅に合わせて、木の種類なども合わせて製作させていただきます。
お気軽にお問い合わせください。

この度、能登震災の活動でご縁があり、被災された料理屋さんとボランティア活動を続ける方に向けて、大きな銅鍋をつくらせてもらいました。

料理屋さんには、口径50センチ×高さ15センチの天ぷら鍋。

支援活動には、口径25センチ×高さ25センチの寸胴鍋。

どちらも普段の作り方では時間がかかるので、今回はシンプルな作り方です。長細い銅板を切り出し、その端を溶接し、形を整える。

底を嵌めて溶接する。

鎚起銅器では、1週間ほどかかる鍋も、この作り方だと3日ほどで出来上がります。

鎚起銅器の世界に於いても、昔材料が少なかった時代のの湯沸では、これに近い作り方をしていたようです。
震災支援用の寸胴鍋は、スタッキングできるように。
取っ手も、持ちやすいように、真鍮の板で補強しました。

この度は、良い経験をさせてもらいました。
そして、この鍋がそれぞれの場所で活き活きと使っていただけることを願います。

鎚起銅器とは、新潟県燕市に伝わる伝統工芸。
https://tsuiki-oohashi.com/

その技術を使い、30センチ程の平らな板を木槌でひたすらに叩き、銅鍋をつくる体験会を愛知県豊田市足助で開催させていただきます。

銅鍋の特徴は、軽くて熱伝導率が良く、火が満遍なく入ります。
天ぷら屋さんやおでん屋さんで銅鍋が使われているのも、一定に熱が伝わりやすい為。
海藻や野菜を茹でれば色鮮やかになり、ジャムや餡子を炊く際にも一定に混ざりやすく。
卵焼きやパンケーキを焼く際にも、ふわふわさ加減が違うと言われています。

参加者さんがお料理されている模様は、こちらのFBページを参考にご覧ください。
鎚起銅器てづくり銅鍋愛好会
https://www.facebook.com/groups/252134978298904
特に、型があるわけではないので、平たい鍋、深い鍋、四角い鍋、みなさんの発想次第で様々な形が生み出されます。
IHには使えませんが、オーブンに入れて使っていただくこともできます。愛知県

豊田市足助の趣ある古民家で、ご自身の手で鍋を生み出す喜び、その道具で料理をされる楽しみを感じていただけたら幸いです。
ご参加を心よりお待ちしております。

【日時】 9月16日(月曜祝日) 10時30分から16時
     (製作完了の方からお帰りになれます。)
【参加費】 24,000円(ランチお弁当付)
      ※キャンセルポリシー 2日前 30% 前日 50% 当日 100%
【持ち物】 特にありませんが、動きやすい格好でいらしゃってください。
【会場】 北小田の家(愛知県豊田市北小田町伯母平28)
【お問い合わせ・お申し込み】 090-8610-7017(大橋)
yasutaka@tsuiki-oohashi.com 

2024年春
銅鍋づくり体験ツアー始まりました。
皮切りの滋賀を始めとし
福岡、南九州、宇治、奈良、加西、三田、高槻、岐阜と伺わせていただきます。

一枚の銅板から
ご自身で生み出す銅鍋と向き合う時間は
大きな音の中で普段に無い集中ができる
と仰っていただきます。

また
My銅鍋での料理は
日々の生活の豊かさを
実感させてくれるかとも思います。

まだ
残席ある会場もございますので
ご参加を心より楽しみにしております。

4月
29日月曜祝 糸島 https://www.facebook.com/share/p/EYY3LgXbXLCU8PCZ/
30日火曜 福岡  https://www.facebook.com/share/p/EYY3LgXbXLCU8PCZ/
5月
1日水曜  福岡  https://www.facebook.com/share/p/EYY3LgXbXLCU8PCZ/
2日木曜 南九州市 https://www.instagram.com/p/C6FhGSvPKoT/?hl=ja
6日月曜祝 京都宇治市
10日金曜 奈良 https://www.facebook.com/events/1176509703725232/
12日日曜 加西
13日月曜 三田 
14日火曜 高槻 https://www.facebook.com/events/411024918451543
19日日曜 岐阜 https://www.ibumaki.com/single

前日のベトナム料理教室に引き続き、日曜は、銅鍋料理教室を2つ。
昼は、スパイスカレー教室。夜は、ラム料理教室を開催しました。
先ずは、銅鍋と相性がとっても良いと言われるスパイスカレー教室から。

こちらは、エビカレーの模様。
近所のスーパーで大ぶりで新鮮なエビが買えました。

こちらが、銅鍋が向いているとゆうスパイスたち。
薄い材料を使っており、火を止めたら、すぐに熱の影響をスパイスが受けなくなるので、コントロールがし易いと、宮村さんがお話しされていました。

スパイスとエビの出汁を混ぜわせ、また煮込む。

ベトナムのお米といえばバスマティライス。
こちらも銅鍋で茹で上げます。大きく対流するとともに、吹きこぼれがし難い特徴もあります。鍋の際まで熱が通っているため、吹きこぼれの前に蒸発してしまいます。
バスマティライスは、茹で上げた後にざるの上で、冷まします。このときに、お米が立ち上がってくることも、このお米の特徴とのこと。

続いて付け合わせのキャベツの蒸し焼き。ターメリックで良い色の一品となります。

付け合わせのもう一品は、菜葉を炒めたもの。
銅の特徴として、野菜の色が綺麗に仕上がるとゆうことがあります。炒め物でも、茹でても、鮮やかに仕上がります。特に茄子の紫は、とての良い色となります。

こちらはパインのサラダのような、いくらでも食べられる一品。
次いで、パパドと言われる豆を粉にした薄揚げ煎餅。こちらも、銅鍋でさらりと上がります。

https://www.youtube.com/shorts/R_ED5BKDnNM

最後に、全てを盛り付けたら完成。
何種類ものを具、それぞれを味わったり。混ぜながら味わったりと、食べ方も自由です。
銅鍋を活かし切ったスパイスカレー料理教室。
また、次回も宮村さんに、新潟に来ていただきたいと思う時間でした。

先日、銅鍋づくり体験を通しての企業研修に、神奈川県の企業が「石瀬の家」に来てくださいました。
2泊3日の企業研修。
関東から新幹線で燕三条駅へ。
1日目は、レンタカーでオープンファクトリーを展開している工場を巡り。玉川堂など、この地で育まれたものづくりの歴史を感じてもらう時間を過ごされ。
2日目は、朝から夕方まで銅鍋づくり体験を。普段は金属関係のデザインをされているみなさんが、手を動かすことを通して何か感じてもらう機会になればと、会社として企画されているようです。

10時から15時、みっちりと銅鍋づくりを体験していただきます。
銅板とゆう素材と向き合う時間。一枚の同じ大きさの銅板から、それぞれの形が出来上がってゆきます。その過程の時間を一緒に過ごすことで、同じ窯の飯を食べるような共同体としての何かが育まれるように感じます。

そして、この度の企業研修の特徴は、夜のご飯もご一緒するところ。
今回も燕三条駅前の味覚天国たまやさんをご紹介し、18時から22時過ぎまでじっくりと対話をさせてもらいました。
鎚起銅器のことや、燕三条の歴史と共に
この企業に入った理由とは?
それぞれの美しさとは?
今感じていることは?
企業で働くこととは?
などなど。
同じ企業の方には聞きづらいと思うことも、忌憚なくお聞きする役割として。美味しいご飯やお酒と共に、それぞれの意見を出し合ってもらい、対話は深まってゆきました。
老若男女、同じ企業で働いていたとしても、普段話すこともない方々が、同じ空間でものづくりをし、その達成感のあとに、美味しいご飯と共に語り合う。

こんな時間を今後もつくってゆけえばと考えています。
企業に限らず、ご家族でも、お仲間でも。交流や親交を深める機会になれば幸いです。
ご予算により、宿や食事どころなど、地元の感覚を活かし、ご紹介できますのでお気軽にご相談ください。

銅鍋づくり体験の模様は、こちらから
銅鍋づくり体験についての詳細は、こちらから。
鎚起銅器を通して、集団の風通しがよくなることを、お手伝いをさせていただけたら幸いに思います。

この秋も、滋賀から鹿児島へと銅鍋づくり体験を西日本各地で開催していただくことになりました。
お陰様でこのツアーも福岡に伺い始めてから5年となりました。
今回は、25周年とゆうことで、いつもより多めに巡らせていただきます。
各地での詳細は、FBイベントページでご確認ください。
また、参加者さんがご自身でつくりだした銅鍋でお料理をされているFBグループ 鎚起銅器てづくり銅鍋愛好会もあります。みなさんの楽しんでくださっている模様がとても嬉しいページです。「どんな銅鍋をつくりたいのか?」参考にしていただけたら幸いです。

9月
7日水曜 滋賀 https://www.facebook.com/sachihiraki715
8日木曜 
9日金曜
10日土曜 名古屋 https://www.facebook.com/events/1516596255437474/
11日日曜
12日月曜
13日火曜 移動
14日水曜 移動
15日木曜 福岡 https://www.facebook.com/events/828840861436483
16日金曜 福岡 https://www.facebook.com/events/828840861436483
17日土曜 福岡 https://www.facebook.com/events/828840861436483
18日日曜 移動
19日月曜 熊本 https://www.facebook.com/events/828840861436483
20日火曜 熊本 https://www.facebook.com/events/828840861436483
21日水曜 移動
22日木曜 移動
23日金祝 霧島 満席
24日土曜 霧島 満席
25日日曜 岡山 https://www.facebook.com/events/408396534513050
26日月曜 移動
27日火曜 今治 https://www.facebook.com/events/5777881545607888
28日水曜 大阪 https://www.facebook.com/events/603559017875429
29日木曜 
30日金曜
10月
1日土曜 
2日日曜 堺 https://www.facebook.com/events/758578332035751
3日月曜
4日火曜
5日水曜 滋賀 https://www.facebook.com/events/s/398248529087102/

また日程の空きの日もありますので、ご自身の地元で主催をしてくださる方が居られましたら、お気軽にご連絡ください。
詳細は、以下より。
銅鍋づくり体験の模様https://tsuiki-oohashi.com/2019/07/11/3122/
銅鍋づくり体験についてhttps://tsuiki-oohashi.com/2019/01/13/2361/
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

先日、新潟県新発田市 長徳寺さんで開催された「そうだ 長徳寺 いこう。」のイベントに向けて、真鍮のおりんづくり。
真鍮とゆう素材は、銅と亜鉛を混ぜた素材で、銅8:亜鉛2、銅7:亜鉛3など、その用途によって配合が変わる素材です。また、銅よりも硬く、扱い方によっては割れてしまう素材でもあります。
今回は、久しぶりに真鍮に挑みます。

おりんは、良い音を出すために厚材を使います。普段は0.8ミリから1.2ミリ。暑くても1.5ミリほどの銅材を使いますが、今回は2ミリの真鍮材を。

厚みがあれば、その分、立ち上がりも少なく、徐々に形になります。
製作方法は、銅と同じですが、バーナーで焼きなましをして覚ます際、銅は水に入れて急冷できますが、真鍮は放置して冷ます徐冷させなければ、割れてしまいます。これも合金の面白いところであり、難しいところ。
因みに、小さい真鍮のおりんも作ろうと思いますが、こちらは3ミリの素材で割れてしまいました。

磨いて完成。
こんな音のおりんとなりました。

おりんの棒は、出雲崎のOjn Handmade Hutさんにつくっていただきました。
形や厚みによって違う音色。また機会をつくり、つくってみたいと思います。

鎚起銅器に漆を塗る。
なぜ塗るのか。
普段は、イボタ蝋とゆう、以前は稲架木に干した稲につく虫を生成した、純粋な蝋を塗ります。
ただ、色にある一定の深みを出したい時、表面保護を強くしたい時。そんな時に漆を塗ります。漆を塗るといっても、全体に透明な漆を塗り、そして全部拭き取り、このように釜の中に入れて、焼いて定着させるのです。

木などに塗る、漆と同じものを使いますが、室に入れるわけではなく、焼き付けての定着。

ですので、本格的に漆の色を希望する時には本職の漆職人さんにお願いします。
こちらは、上越市の飯塚直人さんとの共作 イイハシナオタカ。

鎚起銅器の凹凸と漆の陰影が、相互に共鳴します。
このイイハシナオタカ。手に取っていただき、光に透かしみていただけたら幸いです。