日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

鎚起銅器職人を育てる豆皿と真鍮スプーンの取扱店募集

2025.08.17

鎚起銅器とは繰り返し繰り返す作業をひたすらに続けることで技術を覚えてゆきます。
しかし、私が日々製作するカップは1日1個、湯沸なら1週間に1個程の時間がかかります。
それだけに、下仕事と言われる材料を切り出したり、銅を柔らかくする焼き鈍しをしたり、仕上げをしたりという作業がなかなか数がありません。

先日も、株式会社カルチベイトとして立ち上げたTUTU URAURA名でビアカップとマグカップも鎚起銅器職人を育てる器として販売しましたが、更に仕事が増やせるように、豆皿と真鍮スプーンの卸先店舗を募集したいと思います。

こちらは、2019年に書いた鎚起銅器職人を育てる豆皿blog
この頃の職人候補は今はおりませんが、やはりこういった小物を最初から最後まで形にすることで感得することも多いと考えています。
また改めて、鎚起銅器職人を志す若者が仕事を覚えられるように、同じような繰り返し繰り返すことができる仕事として、再び豆皿と共に真鍮スプーンをお取り扱いいただけるお店を募集させていただきます。
豆皿は先のblogにあるように、材料の端材を使うため定型ではありませんが、
大6,600円
中5,500円
小4,400円とあります。形は選んでいただけませんが、その時々端材次第の形で成形しお届けします。
真鍮スプーンは
大5,500円(約縦6センチ×横5センチ柄15センチ)
中4,950円(約縦5センチ×横4センチ柄12センチ)
小4,400円(約縦4センチ×横3センチ柄9センチ)となっております。
お取り扱いについての条件などは、こちらのお問い合わせフォームよりmailいただければ幸いです。
なお、こちらの商品は私が監修しますが、新人と私の共作のために刻印はありません。しかし、間違いない品物にしお届けします。

私も職人の道に入り28年目、来年の9月には30年目となります。
一つの節目を迎えるにあたり、次の世代に繋げられるような仕組みづくりを行ってゆきたいと思います。