仕上げ用金鎚のお手入れ
2019.01.27
鎚起銅器では
一枚の銅板から叩き上げる際には
大きめの金鎚を使い。
整形の段階に入ると
段階的に小さい金鎚で表面を均す作業に入ってゆきます。
その均し鎚(仕上げ用金鎚)のお手入れを
先日、行いました。
まずは、紙やすりで
ある程度、今までついた小さな傷などを取り除きます。
その後、砥石を使い
だんだんと、細かいもので研ぎあげゆきます
この砥石は、鏨とゆう彫金で使う鉄の棒を
研ぎ上げるときにも使います。
そして、工房にある唯3つの機械のひとつ
バフで磨き上げて完成となります。
自分の顔が映るくらいに、ピカピカに磨き上げます。
このピカピカで、器を叩くことによって反転し
銅器も輝きを出すわけです。
器を叩くことによって反転する
と考えると
自分自身も磨き上げなくては
と思う今日この頃です。