日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
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漂流職人食べ歩き寄港 vol.1  上田市

2025.10.13

新潟から上田市に夕刻到着し、お目当ての居酒屋さんは地元お祭り後の打ち上げで貸切。
なんとなく宿に歩いてかえっていたら出会った中華食堂「日昌亭」スマホで調べるとソウルフードと呼ばれるやきそばが有名らしい。
平日は昼のみの営業。土日は夕方から夜も空いているこのお店。
18時過ぎにお店に入り、待っているのは16人ほど。19時閉店なのに、18時50分を過ぎても入ってくる客。空席待ちの受付表には私のように1人客も入れば、4人以上の家族もいる。店内にも10席程の待ちスペースがあるのは雪国故だろうか。

20分ほど待ってカウンターに着席。
瓶ビール(中)とやきそば+ワンタン(小)セットを頼む。
小皿に乗った柿の種とビールで待つこと15分。
大きめの皿と中くらいの丼が到着。
やきそばは、錦糸卵の上にグリーンピースで古の雰囲気を持つ。
あんかけで麺は細麺、焼き目のついた弾力のある歯応え。
餡はきくらげ、にんじん、たっぷりの白菜で優しい甘さ。
そこによく溶いた酢カラシをたっぷりかけて、リフレッシュ。
旅先で疲れた体には、この優しい甘さと酢カラシが沁みる。
ワンタン(小)は、醤油味の中に10個ほどのワンタン。
地方食堂のセットメニューは、セットらしからぬ量で提供されるから要注意。
具は小さいが、その分ワンタンの弾力が楽しめる。
スープはネギが効いていて、こちらも優しい醤油味。

何度か宿泊している上田市は、戦国時代真田氏の居城があっただけにバイオレンスな街でもある。夜中に男子のケンカの声と、それを止める女子の声が聞こえて眠れぬ夜もあった。今夜は、このやきそば+ワンタンスープの優しさの中に埋もれてゆっくり眠れそうだ。

やきそば+ワンタン(小)セット 1,100円