出し摘み製作
2022.09.08
以前は、湯沸などによく使われていた「出し摘み」の製作をさせていただいたので、その工程を記しておきます。
よく使われていた、とゆうだけに。今はつくる職人さんもほぼいないでしょう。
今は、木製のものの方が使いやすいですし、実用的です。また私も普段の製作では銅と比べて熱伝導率が小さい、真鍮の摘みを使っています。
今回は、「湯呑みの蓋のイメージで製作してほしい」とゆう依頼があり、製作させてもらいました。
製作は、至ってシンプルですが、徐々に肉を中心に集めるとゆう作業を繰り返します。
1ミリの材料を使いましたが、この厚みの中でも肉をあっちに集めたり、こっちに寄せたり。とゆうことを繰り返しています。
徐々に中心に肉を集め、高さを出します。
高さを出したら、摘みの特徴であるくびれを付ける。
最後に全体を整えたら完成。
私も十数年ぶりに、この作業を行いましたが、やはり身体が覚えているものですね。
そして、自分の製作物に活かしてみたい技術だと感じました。また、様々に試してみたいと思います。