日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

動画配信 10月3日土曜

2020.09.27

インティマシー2020−「弱さの工芸」と「俗物」−と題して、10月3日土曜の18時より、youtubeにて無料動画配信を行います。
お話ししてくださるのは、毎年工場の祭典には足を運んでくださり、毎年ツバメコーヒーを会場として、デスカッションの話題提供をしてくださった、哲学者の鞍田崇さん。
2014年より、ツバメコーヒー 店主田中辰幸さんが企画デザインをしてくれ、私がものとしてつくりだす。とゆうことを積み重ねて来ました。
アンティークカップを模した銅カップ。鎚起銅器の特性を考え、平たく大きいものとしての魅力を引き出してくれた盆。お正月に出して愛でてもらえるような餅のオブジェなど、様々なものを。

その積み重ねて来たことを本としてまとめてみよう。とゆうことになり、2018年より出版を念頭に置き、活動を続けて来ました。
今、徐々に俗物とゆう題名の本も形になってきます。この本は、欲望、ものづくり、ライフスタイルの3つのテーマで書かれて、今各方面で活躍されているみなさんに執筆を依頼し、文章を寄せていただいています。

鞍田さんには、毎年定点的に田中さんとの活動を見守ってくださり、活動に深みを与えてくださっていると感じます。
今回の出版の際にも、最初に頭に浮かんだのが鞍田さんでした。
鞍田さんは、ものづくりを継承している各地へ赴き、営まれている事や時間を継続的に考え続けられている方です。
表題の画像も、鞍田さんから送られて来た琵琶湖の漁具。

そして、トークゲストとして今回は松本の木工作家 三谷龍二さんをお迎えして、今の工芸、そして生活とゆうものを考えてみたいと思います。
三谷さんにも文章を寄せていただいており、その文章を寄せていただくために製作したのが、こちらの湯沸でした。

湯沸づくりその1https://tsuiki-oohashi.com/2020/04/26/3926/
湯沸づくり その2https://tsuiki-oohashi.com/2020/04/27/3960/

三谷さんのお店10cmでは、「弱さの工芸」と題して展示会を開催されています。そして、鞍田さんもその展示に文章を寄せておられます。
このような、日々の関係性の中で育まれる言葉の大切さを強く感じる、今日この頃の世の中。
燕の辺境 ツバメコーヒー での大切なひとときとなると感じます。

今回は、このような状況だけに、ネットでの無料配信とゆうことで、離れた場所からもご参加いただけます。
是非、多くの方にご参加いただけたら幸いです。

「インティマシー2020」−「弱さの工芸」と「俗物」−
日時:10月3日(土)18:00-20:00
ライブ配信URL:https://youtu.be/xzYLyG0cm5Y
ゲスト
鞍田崇さん(哲学者)
三谷龍二さん(木工作家)
モデレーター:田中辰幸(ツバメコーヒー店主)

ライブ配信協力:ツムジグラフィカ
運営協力:つばめの学校
場所:ツバメコーヒー(新潟県燕市吉田2760-1)

スケジュール
18:00:鞍田崇さんプレゼンテーション
18:45:鞍田さん・三谷さん・ツバメコーヒータナカにてディスカッション19:45:質疑応答
20:00:終了予定(質問の数によっては20:30まで)

ゲストプロフィール
鞍田崇
哲学者。1970年兵庫県生まれ。
京都大学大学院人間・環境学研究科修了。
現在、明治大学理工学部准教授。近年は、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、現代社会の思想状況を問う。著作に『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会 2015)など。民藝「案内人」としてNHK-Eテレ「趣味どきっ!私の好きな民藝」に出演(2018年放送)。http://takashikurata.com/

三谷龍二
木工デザイナー。1952年福井市生まれ。
1981年松本市に工房PERSONA STUDIOを設立。陶磁器のような普段使いの木の器を作り、それまで家具中心だった木工に、新たな分野を開く。また、漆では、赤と黒の伝統色に「白漆」を加え、現代の暮らしに合う漆器の世界を作る。他に、日常から拾い上げた親密性の高い絵画や立体作品も制作する。木の器展多数。1985年より「クラフトフェアまつもと」(松本市)発足より運営に参加。「瀬戸内生活工芸祭」「六九クラフトストリート」など、「工芸と暮らしを結ぶ」活動を続ける。2011年 松本市内にギャラリー10cmを開店。http://www.mitaniryuji.com/