フランスへの旅 スタスブール〜コルマール編
パリといえば蚤の市。
とゆうことで、初めてヴァンヴの蚤の市に寄ってみました。
バカンスのためでしょうか、人もそれほど出ておらず、お店もそれほど出ておらず。ゆっくりと楽しむことができました。
今回、出会ったものは、金属食器の貝印の金型。貝は殉教者ヤコブの象徴でもあり、この旅の記念にと購入してきました。
そして、本題のスタスブールから、コルマールへの旅。
パリの東駅から新幹線で2時間。
ドイツとの国境にあり、陸続きのヨーロッパだけにそれぞれの文化が解け合い、フランスとドイツの融合に、とても可愛い街として多くの人が訪れていとのこと。
まずは、ストラスブールより、電車で30分ほどのコルマールへ。
この街は、戦災を受けずに残り、本来の姿を見せてくれており、宮崎駿さんがハウルの動く城のモデルとした街とも言われていて、古い木組みとカラフルな街並みは、本当に今でも動き出しそうな雰囲気を持つ街です。
土地が変われば、食べ物も変わる。
やはりドイツに近いだけに、名物のシュークルートも、ソーセージなどの加工肉とホクホクしたジャガイモなどを、美味しくいただく機会となりました。
そして、やはり街の中心部には寺院。田舎町の奥に屹立し、繊細な面持ちとその土地で取れたであろう切石のあたたかみのある色が、ひとつの衝撃として私の中に飛び込んできました。
サンマルタン寺院。
なんとも、静謐を保つ場所と感じました。
そして、コルマールから新幹線駅のあるストラスブールへ。
こちらは、駅も近代的で、街並みも開発が進んでいると感じつつ、街の中心部に進むと、そこには、やはり大きなストラスブール大聖堂が。
コルマールの屹立とは、またひと味違い、どれほど天を突くのだろうと思う、大聖堂の高さ。こちらも繊細な作りと共に、大聖堂と言われるだけの多くの彫刻やステンドグラス、パイプオルガン、天文時計など、ひとつの集大成としての形を感じさせてくれます。
欧州の旅で感じる信仰心。
信仰心×(建築+彫刻)は、現代では辿り着けない、その時代の時間の流れがもたらしてくれる財産なのだと思います。
そして、現代に生きる私たちのものづくりは、どんな時間の中で、どんなものを生み出すのかを問われているのだろうなとも。
「なにごとのおわしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる」
西行の言葉を噛みしめつつ。
形は違えども、こころに迫るものづくりを実感する旅は続きます。