日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

改装工事 Part3

2019.08.10

この新施設は、お客様に鎚起銅器を実際に使っていただきたいと思い、改装が始まりました。
鍋やフライパン、湯沸、カップなどなど、銅器を使ったイベントや料理教室。
また、打ち合わせスペースや、ものづくり資料の図書室としても活用したいと
思っています。
綺麗になった天井に、ライティングレール も2本設え、私のつくった器もいつでも見て触れていただけるように。
そして、銅鍋づくり体験や小皿づくり体験、盃づくり体験、真鍮スプーンづくり体験など、各種体験会も、この場所で随時行えればと思っています。

まずは、先日のつり天井にスパイラルダクト を取り付ける作業。
今までのコンロの位置よりも、離れた場所にコンロ台を置くため、スパイラルダクト で換気を延長してもらいます。
羽ヶ崎さんの手腕で、工事は順調に進んで行きます。
心機一転、換気扇も新しく。

コンロ台を動かしたことで、水回りの作業スペースも大きくなり、業務用のシンクを入れて、洗い物も気持ちよくできるようになりました。
洗い物が気持ちよくできると、料理にも気合が入ると感じます。
そして、カセットコンロ生活は続き、カセットコンロと銅鍋相性の研究も続きます。

最後には、点検孔の工事をしてもらいました。
羽ヶ崎さんも、初めての試みとのことでしたが、羽ヶ崎さんとひとつひとつ一緒につくる進めてゆくことで、この家にも愛情がさらに湧きます。そして、どんな工程で出来てきたかを知ることで、メンテナンスの仕方も知ることができ、長くこの自宅兼工房に住み続ける楽しみが湧いてきています。

この家は、曾祖母さんの玉川シゲさんが持っていた家。うなぎの寝床のような長い家を3つの家に分割されたひとつ。シゲ祖母さんが住み、私の父も玉川堂に入りたては、この家の2階に住んでいたこともあったとか。
そんな場所に、今度は私が住み、工房として活用させてもらっているとゆう、ご縁の深さ。心からありがたいことです。
この場所を活用することで、この地域に根付いた仕事として、鎚起銅器に更に多くの方に触れていただきたいと思います。