日記

ものづくりやワークショップなどの様々な活動、
日々思うことなどを綴っています

金沢で想うこと。

2019.02.20

先ほど、upさせてもらった
金沢美術工芸大学卒業展に引き続き。
自分なりに金沢で考えたことを。

この街には、西田幾多郎さん、鈴木大拙さんとゆう
二人の哲学者を同時代に生み出した土壌があり
それに連動するのかどうか
工藝としての歴史も、その土壌として長年培われています。

そんな土壌で
ものづくりについて考えてみました。
私たちの世代には、もうものが溢れていて
金属の世界においても古道具よりも技術的に高いものは
なかなか生み出す現代ではないように思います。
そんなものに溢れた世界でも
私たちは何故ものをつくるのか?
その問いかけを持ちつつ、ものづくりに励めるかどうか?は
ひとつの矜持としてあるなと思うのです。

つくることが当たり前ではない世の中で
器を生み出したい欲求にかられる私。
そして、先の問いは自分の足元すら掬いかねない
危険な問いでもあるなと。

そして
工藝と言われるものと工業と言われるものの違い。
どちらも否定されるものではない中で
私は、工藝は空海、工業は最澄であると考えます。
どちらも自分を鍛えつつ、どちらの方向に進むかで見方は違ってきますが
私たち自身が、その流れに乗っていて、どちらに進むにも矜持を持ち続けることができるのか、とゆうこと。
自分の作りたいものとお客様に求められるものの、リズムをどうとるのか。
私は、私のリズムを守りつつ製作を続けたいと思います。
また、 より多くの方のリズム要請に応えるものづくりもあるでしょう。

柳宗悦が、晩年「南無阿弥陀仏」を執筆したように
彼の批評家としての精神は、より多くの方に届ける方向に進んだのでしょう。
果たして、ものを実際につくる私たちが、現代どちらに向かうのか。

それも日本の歴史。
そこに育まれた私。

これらかの歴史が、楽しみでもある要因のひとつ。
私のつくった器が、100年後、200年後もアンティークとして
誰かに使ってもらいたいとゆう願いを持ちながら製作しています。
そんな願いを共有できる方々との出会いもさせていただくことができました。

この金沢の旅のご縁をいただいた仲間
BarBookBox junさんの心からの感謝の念を持ちつつ
また、この経験に応えられるように、新潟で励みたいと思います。

BarBookBox
火曜〜土曜
18時30分から21時30分
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