銀メッキ 金メッキ
2019.02.11
先日
お客様のご注文で銅のぐい呑に
銀メッキや金メッキを施すそんな器を作らせていただきました。
初めてのことで様々な勉強が必要でしたが
仕上げてみると今までの錫を手でメッキしていたものと違い
電気メッキの処理でぴったりと全体に塗膜ができているようです。
手での錫メッキですと、細かい気泡ができており
銅の効果も表に現れると言われています。
変わりに、この電気デッキですと、銅特有の香りが気になる方や
お酒の味が変わることを好まれないお客様には
こちらをお勧めしたいと思います。
銅の素材感や鎚目、肌触りなどはそのままに
それぞれの役割で、特徴をお伝えしながら選んでいたける
またひとつ幅が広がりました。
この様に、今年は基本的な鎚起銅器の技術を大切にしながら
今までの鎚起銅器の枠にとらわれずに
様々に素材との対話や新しい技術を取り込んでゆきたいと思います。