一枚の平らな銅板を金“鎚”で打ち“起”こし形作る、“鎚起銅器”。
様々な道具を使い、打ち伸ばし、同時に打ち縮めることによって器にする、この技法を鎚起(鍛金)といいます。江戸時代より伝わるその技は、新潟県燕市に於いて、約200年の歴史を誇ります。
その歴史を継ぐ職人、大橋 保隆。幼い頃より鎚起銅器職人である父の姿をみて育ったその原体験は、全てを手作業で打ち上げていく、昔ながらの技法にこだわる姿に繋がっています。自分の手で一貫して作り上げる。その事で、作品の隅々にまで受け継がれてきた歴史と文化が息づくと同時に、現代を活きる感性が同居する唯一無二の鎚起銅器をうみだしています。
非常に丈夫で、使うほどに深まる色合いと艶。かけがえのない生活道具として育ちつづけ、末永くご愛用いただけます。
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